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2014年3月

2014年3月30日 (日)

彼女の名はマミヤスケッチ

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マミヤスケッチのことについてしばらく書いてなかってので、初めて出会った時の思い出など。
そのとき私は、今ほど古いカメラにのめりこんでなく、当然のことながら、このカメラについて全く何の知識も無かった。
某私鉄沿線の初めて訪れた街で、商店街や路地をうろつき写真を撮っていたとき、たまたま通りかかったごく普通のどこの街にでもあるような写真屋さんの奥のショーケースにに中古カメラが並んでいるのを見かけて、冷やかしのつもりで入ってみたのである。
手頃な国産カメラの棚に気をひくようなものが無く、ライカやコンタックスなど高い外国のカメラの並ぶ棚には興味が無いので素通りしかけたとき、彼女と目が合ってしまった。
なぜ高い外国のカメラと一緒に並べられていたのかは今となっては分からない。グレーというより鼠色といった方がふさわしい合成皮革の貼革はすっかりくたびれて、周りのカメラの中で一番地味な存在だったのであるが、横幅の狭い小柄なボディーは、偉そうに並ぶライカやコンタックスに混じってひときわ小さくかわいらしく見えた。
ショーケースから出してもらうこともせず、その日はそのまま帰ったのだが、後からどうにも気になってしょうがない。名前も知らないカメラだったがMAMIYAの文字があったこととボディーの形状の記憶を手がかりにネットで気長に調べていると出てきた。
マミヤスケッチ、1959年(昭和34年)発売、35ミリフィルムで、24×24ミリの正方形の写真が撮れる……
「35ミリでましかく写真?」
ましかく好きの私は、居ても立ってもいられなくなって次の休日もう一度その写真屋さんに出向いた。
「ちょっと珍しいカメラでね、正方形の写真が撮れるんですよ」、店の主人が裏ぶたをはずして中を見せてくれた。
手にすると見た目よりはずしりと重かったが、なんともチャーミングで、マミヤがこんなカメラを作っていたとは思えなかった。貼革は年月のせいでひび割れ、ポロポロ落ちる状態だったが、レンズはきれいで、シャッターも全速大丈夫だったので、もう出会えないかもしれないと思い、即決お持ち帰り。
丹念に汚れを落とし、貼革をはがして、茶色の本革に着せ替えてやった。
すっぴんでライカやコンタックスよりも輝いていた彼女である、きちんと化粧をしたら見違えるような日本美人になった。

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2014年3月29日 (土)

ipadをライトテーブルに

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フィルム好き、特にリバーサルフィルムを常用するものとして、欠かせない写真用品にライトテーブルがある。現像からあがってきたフィルムをこの上で見るときのワクワク感は、デジタルカメラのデータをモニター画面で拡大しながら見るのとは大違い、ルーペ片手に実に楽しい時間である。
ライトテーブルもピンからキリまであって、色温度のきちんと調節されたものを使わないと、正しい色を判断できないので、それなりに値段はするが、フィルムをちゃんと楽しむのなら持っていて損はないと思う。
学生の頃はライトテーブルを買うお金などなかったので自作。粗大ゴミで拾ってきた学習スタンドの蛍光灯ソケットをはずし、クッキーだったか、おかきだったかの空き缶に取り付け、乳白のアクリル板を乗せて使っていた。
そのころはモノクロばかりだったのでそれで事足りていたのであるが、働き出してからカラーフィルムをメインに使うようになり、入り浸っていた写真屋さんの店長の薦めもあって、大きめのちゃんとしたものを買ったのであるが結構いい値段でした。
デジタルカメラを使うようになって、使用頻度は以前より減ったとはいえ必需品に変わりはない。が、最近めっきり調子が悪く新たに買うには躊躇してしまう。
ざっくりとフィルムのチェックができればいいので、大きなものはもう必要ない。ハンディータイプのものを買うか、白色LEDで自作に走るか思案していたところ、たまたまMacの専門誌でipadをライトにして小物撮影をするという記事を見て、そのアプリを探していたらライトテーブルにするアプリを発見。
その名も「I Love Film」素晴らしい。ちなみにipadをライトにするアプリは「Color Softbox」いろんな色に画面が光る。
早速ダウンロードして使ってみたが、あくまでもipadの画面を白く光らせてライトテーブルの代わりをさせてしまおうというものなので、本物のライトテーブルと比べるのは無理がある。色合いも青みがかるし、明るさも足りないが、ちょっと確認程度なら使えるかなというのが感想。
今まで使っていたライトテーブルは、使うとき机の上を片づけないと置けないような大きさだったので、取り回しは抜群に楽だ。
フィルムチェックといってもスキャナで読み込むかどうかの判断をするのが目的なので、何とか使えそう。
ipadのバッテリーの減りが早いことは玉にきずだが。

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2014年3月27日 (木)

尾道ラーメン、ハズレだらけ

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定期的に書きたくなるラーメンネタを。
広島県の尾道という街が大好きで、若かりしころは、休みになると始発電車に乗ってしょっちゅう出かけていた。
山と海に挟まれた横長の町並みが神戸と似ていると感じたのも好きになったきっかけだと思う。実際は尾道の方が坂道は急勾配なのだが。
尾道にせよ、長崎にせよ、神戸と同じ坂の街は大好きである。少し登って振り返るたびに景色が変わるのが坂の街のいいところだと思っている。
そんな尾道に出かけて、写真を撮りながら街歩きの後は、尾道ラーメンを食べるのが楽しみだった。
魚介ベースの醤油味のスープに豚の背脂が浮かぶ平打ち麺のラーメンである。朱華園(今は人気の行列店なのだそうだ)のものが有名であるが、ほかにも何軒かあってどれもうまかった。
尾道には永らく行ってないが、尾道ラーメンは今でも時々食べたくなるので関西で尾道ラーメンの看板を掲げている店に出くわすと入ってみるが、たいてい似ても似つかぬものでがっかりする。
伝言ゲームというのがあって、物事を人から人へ伝えていく内にどんどん内容がおかしくなって、最後は全く違うものになってしまうというのがあるが、尾道から関西に来るまでにどこかで時空がねじ曲がって別物になるのではないかと疑いたくなるぐらいおかしなラーメンのオンパレード。
古い話だが、大阪に一軒だけ尾道からスープも麺も持ってきてやっているラーメン屋があった。そこは唯一尾道の味だったのだが、経営者が変わったのか外国人を使うようになって違う店になってその後消えてしまった。
今時はスーパーのチルドコーナーに行くと日本国中のご当地ラーメンが買える、その中に尾道ラーメンもあるが、所詮大手メーカーのものなので「何となく似ている気がしないでもないかも?」な、ラーメンなのに何とも「煮え切らない感」があるラーメンばかりである。
今までで旨かったのは、物産展で買ったラーメン。
地元の小さなメーカーが作っているものだったが、元々地元で消費されることが前提のラーメンなのでブレてなかったのである。物産展はノーマークだった。地元メーカー恐るべし、要チェックである。

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2014年3月25日 (火)

街で見つけたビリケンさん

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とがった頭とつり上がった目で足を投げ出して座るビリケンさんは関西では福を呼ぶ縁起物としてポピュラーな存在ある。
大阪通天閣の像が有名だが、ほかにも関西、特に大阪ではいろいろなところで目にするキャラクターである。
元々はアメリカの女流芸術家が夢の中で見た神様をモデルに制作したものだそうで、日本には明治時代にやってきたそうだ。縁起物大好きな関西人の間で根付いたのは、なんだかよく分かる気がする。

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最初に見たときは、全然かわいいとも思わなかったし、むしろ宇宙人の子供みたいで不気味だった。見慣れてくると今度は全然気にならないどころか、存在が希薄になってしまって風景の一部になってしまい、ますます存在感がなくなってしまったのが私にとってのビリケンさん。
うまく言えないが、関西に於ける、居酒屋や喫茶店にさりげなく飾ってある阪神タイガースグッズのようなポジションといえば分かり易いかもしれない。
招き猫や福助と並ぶ見慣れてしまって当たり前すぎる縁起物のひとつなのである。御利益うんぬんより「ああ、ビリケンさんね」で終わってしまうというか。そんな位置づけのキャラクターでありながら、街歩きの際、結構写真に撮っていることに気がついた。

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撮った写真を記録しているデータベースを検索すると、そこそこ出てきたので、これは日の目を見せてあげなくてはと思い記事にしてみたわけである。
街で見つけたビリケンさん、撮ったことすら忘れていてゴメンね。

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2014年3月23日 (日)

復刻希望、キャップフード

自動開閉式レンズキャップなるものがある。確か、リコーの高級コンパクトデジカメのアクセサリーとして登場したのが最初だったように思うのだが、その後写真用品メーカーからもそっくりなものが出ているので、それなりに需要があるのかもしれない。
どんなものかというと、要するにデジカメのスイッチを入れたときにニュ~と繰り出されるレンズによって自動的に3方向に開くようになっている蓋。レンズが引っ込むとバネ仕掛けで自動的に閉じる。
個人的には、最初見たとき大陸弾道ミサイルの発射口の蓋のように見えて笑ってしまった。もう少し何とかならなかったのかと思える残念なデザインがカメラに全く似合わないなと思っているので、使ってみたいとも思わないのだが、没個性なデジカメのドレスアップには一役買っているのかもしれない。お好きな方には「たまらん」アクセサリーなのでしょう。
で、ここからが本題。古い写真雑誌を眺めていたときに見つけたレンズフードキャップなるアイデア写真用品のオハナシ。
上記のキャップのように自動で開閉するものではないが(自動でレンズが繰り出してくるようなカメラなど無かった時代の商品なので当然だが)レンズキャップとフードを兼ねてしまったところが斬新だと思えたのである。
製品名は、セノックキャップフード4858。キャットフードじゃなくてキャップフードね。
セノガイドという回転板を回して天候やフィルム感度を合わせると露出が分かるというカード型の露出計を出していた関研究所という会社の製品。
畳んだ状態では丸いレンズキャップにしか見えないが、開くと角型フード状態になるというアイデア商品だが、今売り出しても売れるんじゃないかと写真を見て思ったのである。
フォトアート1960年4月号の今月の新製品ニュースというページに記事がでていたのでその頃の製品だと思うが、カメラ毎日1968年5月号にも広告がでていたので、結構長い間売られていたようである。
パテントなどの関係で難しいのだろうが、どこかが復刻してくれれば、面白いカメラアクセサリーになるんじゃないかな。

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当時の雑誌広告から。

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2014年3月22日 (土)

無性に喰いたい

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突然食いたくなって、いても立ってもいられなくなるものというのがある。
決して高いものでも珍しいものでもない。むしろ、子供の頃や学生の頃よく食っていて最近はあまり食わなくなったようなものがそれに当てはまる。
チキンラーメンに日清焼きそばの袋入りのもの、ハムカツ、市場の肉屋さんのコロッケ、吉野家の牛丼、揚げてあるカレーパン、カツサンド、ピロシキなど。う~む、あんまりええもん喰ってまへんな。(笑)
この中には「一回食ったら半年ぐらいは食わんでもええわ」なものもあれば、しばらく立て続けに食ってしまうものもある。ノスタルジーなのか、こればかりはもうどうにも止まらない。(by山本リンダ)
幼少の頃の食べ物に関する思い出は、なぜか今でも結構鮮明に、しつこく覚えているのがちょっと情けない。
誕生日に、始めて連れて行ってもらったレストランのデザートに出てきた三色アイスは、アルミでできたカップのカタチまで今でも正確に思い出せるし、なぜかその時食べた料理も全部覚えている。給仕のおじさんの顔もだ。恐るべき記憶力というよりは、衝撃的なくらい旨かったから脳みそに日光写真のように焼き付いてしまったのだと思う。
そういえば、社会人になってから、駄菓子屋でチロルチョコレートを箱で大人買いしたことがある。ひとつだけという買い方しかできなかった子供の頃のトラウマなのか、とにかく片っ端から包み紙をむいて、はぐはぐ喰ってみたかったのだと思う。しかも自分の稼いだ金で。
食に関する幼児体験というのは、後の人生にハッキリと影響するものだ。兄弟の多かった友人は、ものを食うとき、片手で取られまいと囲うようにして食う癖があって、学食でそれを指摘すると本気で怒った。
カレーライスは必ず最初に全部ご飯と混ぜてしまわないと食えない奴もいた、好物は最後までお皿の端っこによけておく奴、カップヌードルの具を最初に全部食べないと麺に取りかかれない奴、玉子かけご飯の時、ご飯の真ん中に穴を掘って玉子を流し込む奴(私だ私)、味付け海苔の両面にしょう油を付けないと気が済まない奴(これも私だ)書き出せばきりがない。
ちなみに私だけかと思っていたら、かなりの支持を得たものがある。それは冷やご飯に熱いカレーをかけたのは旨いという事実である。

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2014年3月20日 (木)

Evernoteでサクサク索引

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数年前、三宮にあった大型古書店が閉店セールをやっていて、古い雑誌のバックナンバーが一律30円!
「これは買っとかなアカンでしょう」と、家人にも手伝ってもらって、大型リュックで何度も通い古いカメラ雑誌を買い込んだ。
それを長年使い慣れているデータベースソフトのファイルメーカーで作った書籍データベースに入力してカメラの資料にしようとしたのだが、遅々として進まず10冊ぐらい入力したところで頓挫してしまった。
「アカンこれでは宝の山が、ただのゴミの山になってしまう」
何か旨い手はないかと思っていたとき電子書籍化するというのを思いついた。そのころ流行りだした「自炊」というやつである。
オリジナルの本をバラバラにしてしまう必要があるので躊躇したが、買ってきた雑誌は1950~60年代を中心に古いものでは1930年代のものまであって、いずれも経年変化で劣化が激しく、カビ臭に変色でこの先保管もままならない状態だったので、思い切ってFPUのScanSnapを購入し、正月休みを利用して電子化してしまったのである。
さすが定番のドキュメントスキャナ、150冊ほどあった古雑誌があっという間に電子化できてしまった。すべてテキストの埋め込まれたPDFにしてしまったので検索もできる。ジャンクで見つけてきたカメラのことを調べるときも実に便利。
「もうこれでいいか」と思っていたのだが、ちょうどiPadを使いだして、これを全部入れて持ち歩けたらもっと便利かもと電子書籍ビューワーで定番の「i文庫HD」を入れ、それにすべての雑誌PDFを登録してしまった。
さらに、自炊が楽しくなって、手持ちの書籍を片っ端から電子書籍化してしまったものも全部入れたので、自宅の本棚丸ごとipadで持ち歩いているということになった。
いつでもどこでも自分の本棚の本が調べられる、考えてみたらこれはすごいことであるが、今はそういう時代なのだ。時間のないおじさんにはありがたいことである。
これだけでも十分すぎるぐらい便利なのだが、i文庫HDで気に入ったのが読書の際、気になったところを「しおり」にメモとしてどんどん残しておき、Evernoteに投稿できるところ。
たとえばカメラ雑誌を眺めながら、広告や、新製品レビュー、写真評論や気になる写真家など、資料として気になったものは片っ端からしおりに登録してしまう。一冊読み終わったところで、それをEvernoteに送信してしまう。Evernoteを開くと、今読んだ本のしおりから索引ができあがっているというわけだ。
こうしてEvernoteにため込んだものは検索も一瞬なので、あの記事はどの本にでてたっけなどということがない。しおりをいかに細かく残していくかがキモなのだが。
まだすべての本にしおりをつけられてはいないのだが、ゴミの山にならずにすんだ、早くしおりをつけて宝の山にしなくてはと思いつつ、つい読みふけってしまうので、なかなか進まないのである。

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2014年3月18日 (火)

B級映画

L14564blog 2003年 松本市で見かけた映画館、なんかかっこいい。

B級映画という言い方があるが、B級っていったい何を基準にしていうのか、映画を作っている本人は自分の映画をB級などと絶対思ってないだろうし、ならばA級映画もあるはずなのになぜかそれは「名作」と呼ぶようだ。
いわゆる一般的にB級などと評価される映画が好きだ。肩がこらず、一番面白いと思っている。
なぜか映画ファンというのはそういう映画を馬鹿にしている部分があって、そういう映画を見ている人も映画を分からない素人扱いする。
B級グルメというと、地元でずっと食べられている食べ物だったり、高級料理と対極にある庶民の味だったりと、いい意味での旨いものを指すことが多いが、私にとってのB級映画もそういう意味での面白い映画だ。
血が飛び散るようなスプラッタームービーは嫌い、怪奇映画も嫌い、CG使いまくりの怪物がてんこ盛りの映画も嫌い、結末が救いのない映画も嫌いで、ほのぼのとか大団円とかコミカルとかそういう映画が面白いと思うし私の中でのB級グルメ的映画なのである。

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2014年3月16日 (日)

もりもり寿司、マリンピア神戸店

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以前回転寿司をバカにしていたという記事を書いた、今時の回転寿司の進化にビックリという内容だった。
その後何度か回転寿司を利用して、「安さ命」の店もあれば、「安心安全」にこだわる店、「扱う魚にこだわりましたが、その分ウチはちょっとお値段高めですよ」な店など、お店ごとの特徴というか、チェーン展開する経営母体のコンセプトの違いがよく分かった。
いずれも上手く利用すればなかなか便利なものだと感じた。
今年の始め、地元のアウトレットパーク「マリンピア神戸」に、本場北陸の回転寿司がオープン予定とのニュースを見て、「でけたら、いっぺん話のネタに行ってみよか」と家人に言われていたのだが、ちょうどこの3月13日(木)にオープンしたので土曜日に買い物がてら、昼御飯を食べに出かけてみた。
名前は「もりもり寿し」、北陸金沢では有名な回転寿司チェーンだそうだ。
ネタはこちらでは見かけないものが中心のラインナップで期待感大。
回転寿司としては安さよりも内容で勝負の店のようで、席に着くなり、目の前のiPadを使ったタッチパネルのメニューからかスタッフに直接注文して下さいと言われた。
確かに見てみると、昼時を外した時間で混雑していないせいもあるだろうが回転している寿司はまばらで、カウンター越しに職人さんが三人握っていた。
注文を聞いて握るが、お客の回転率を上げるため寿司を回転させて開店した寿司屋さんなのかな(笑)
で、肝心の寿司はどうかというと、旨かったです。
のどぐろの炙り、白エビ、がすえび、生のホタルイカ、香箱がにの味噌汁などなど、こちらの寿司屋では見かけないネタばかり腹一杯食べて一人3000円チョイほど。
これを高いと見るか安いと見るか。個人的には決して高くはないと思いましたがどうでしょう。

Morimori002blog

Morimori003blog 開店祝いの配りもの、箱ティッシュと寿司ネタがプリントされたクリアファイルを頂きました。

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2014年3月15日 (土)

スパゲティナポリタン

パスタなんて言葉が幅をきかす前の時代、スパゲッティーといえばナポリタンかミートスバゲッティーだった。ペペロンチーノもカルボナーラもアラビアータもまだ日本に上陸してなかったはず、というかそんな言葉さえ聞いたことも見たことも無い、スパゲッティーというのはイタリアの焼きそばと母親に教えられていた頃である。
確かに母親の作り方を見ていると、手順はソース焼きそばと全く同じ。豚肉の代わりにぺらぺらの安いハム、キャベツの代わりに玉ねぎとピーマン、焼きそば用の蒸し麺がスパゲティーに代わり、ソースがケチャップになったら「ナポリタン」。
粉チーズは、それだけ舐めると旨くも何ともないのに、ナポリタンにかけると俄然旨さが倍増する魔法の粉だった。思い返せば単なるケチャップ炒めなのだが旨かった、ハイカラな洋風の食べ物という感じがしたんですよね。
働き出して、昼飯を外で食べるようになると、喫茶店でよくナポリタンを食べた。今なら喫茶店といわずカフェでおしゃれなランチなのだろうが、その頃は定食。
しかもカレー、ナポリタン、ミートスパゲッティが喫茶店の洋風定食の定番だった。おしゃれにピラフなんてメニューに書いてある喫茶店もあった。ピラフといっておきながら、ただの焼き飯にコンソメスープが付くだけなのだが。単品で頼むより、セットにすると、サラダと後でコーヒーとか紅茶が付くのでお得だったのも懐かしい。
以前テレビで、日本橋「たいめいけん」の3代目、茂出木浩司さんが家庭でできるナポリタンのレシピをやっていて、その通り作ってみたところ、えらく旨かった。
なんか別物、洋食屋さんの味。ケチャップではなくトマトペーストを使うのがミソなのだがプロの技という感じがした、以来我が家の定番メニューになっている。書きながらなんだかナポリタン食いたくなってきたので今から作ります、では。

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JR元町駅西口改札の目の前にある「ローマ軒」。朝はモーニング、昼は焼きパスタ、夜はハイボール酒場と三つの顔を持つお店。
実はこの場所、最高の立地なのに、なぜかお店がコロコロ入れ替わる長続きしない場所で、このお店ができたときも行きつけの酒場で「いつまで続くか」が話題になったが、行きもしないでアレコレ言うのも何だかなぁなので試しに行ってみたところ、とても旨かったのである。
看板メニューのナポリタンを食べたのだが、家人の評は「母親が子供に作ってあげるナポリタン」。確かになんだか懐かしい感じのするナポリタンでした。
太めのスパゲティーにしっかりした味付けがおじさんの思うナポリタンとぴったり合ったのである。ボリュームもあるし、これでワンコイン(500円)ならお値打ちだ。
表の看板に「おなかいっぱいの幸せ」とキャッチコピーがあるが、看板に偽り無しのおいしいナポリタンでした。おじさん世代は是非お試しを。(笑)

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2014年3月13日 (木)

DはデラックスのD PEN D2

Pen_d2_002blog 大口径レンズのペンDシリーズは、専用フードが似合うと思う。意外とよく見かけるので揃えておきたいものである。

ハーフサイズカメラの代名詞といっていいオリンパスペンシリーズは、初代のペンに続き、そのままスペックアップしたペンSがあった。
その後、露出を自動化して、シャッターボタンを押すだけで誰でも写真が撮れるEEシリーズ、大口径の明るいレンズを搭載し、より高性能で本格的なカメラを目指したDシリーズ、一眼レフタイプのFシリーズへと進化していく。
いまどきのカメラはその名前や型番にDと付けば大抵デジタルカメラであることを表しているが、このペンDシリーズのDとはデラックスの頭文字である、ちょっとランクが上ということだろう。Dシリーズには、露出計にセレンを使ったペンD、より精度の高いCdS(硫化カドミウムセル)露出計に変更したペンD2、D2のレンズをより大口径の明るいものにしたペンD3の3機種があった。CdSに変わったD2、D3は、露出計を動かすために電池が必要になったが、ジャンクで見つかるものは大抵この部分が断線などでだめになっているものが多い。
今回取り上げたペンD2はジャンク品ではなかったのだが、お店の主人がテストしてみると、露出計が全く動かない。
「修理済むまで、店に出されへんな」というのを、自分で直すからと、もともとかなり安い値段設定だったのを更に半額で買った。結果的にジャンクより安かったのである。
中を開けると電線と接点が腐食していたので、新しく引き直して完了。それ以外の部分はもともと何とも無かったので、これだけの修理ですんだ。実際のところ、いつも単体露出計を持ち歩いているので、直らなかったとしても気にならなかったのだが。
撮るときはいつもマニュアル露出で、何だかその方が似合うような気がする小さな実力者である。

091010_18b_pen_d2blog 個体差なのかもしれないが、ファインダー内の枠線表示と実際に撮れる範囲が意外と正確という印象を持った。

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2014年3月11日 (火)

京都でいけずに遭う

若かりし頃、京都で体験した、忘れられない素敵な出来事を書きたい。
それはとある小さな食堂でのことである。情報誌にもよく登場する、元洋食屋さんだったという古い食堂で、そのレトロさが受けるのか、客はひっきりなしの繁盛具合。
昼時を少し過ぎていたのだが、昼食を食べに入った。席に着き日替わり定食を頼むと、
「でけしまへん。」
昼時を終わってもう売り切れなのかもしれないと察し、壁のお品書きから他の定食を頼むと、これもできないという。結局できるのはおばちゃんが持ってきたメニューの裏に書かれたカツカレーや焼き飯の単品、数品だけ。
仕方なくカツカレーを頼みしばらく待つと、いかにも食べにくそうな和食器に盛られたカツカレーが持ってこられた。
一口食べてあまりにも普通すぎる、本当に元洋食屋だったのかと疑いたくなるカレーを食べていると、隣席に工務店の作業服を着た地元の人らしい三人連れが入ってきて定食を頼んだ。オイオイちょっと待ったらんかい。おばちゃん、定食は先ほどできないと言ったはずではないか。
「今でけるようになりましてん。」いけしゃあしゃあと、言ってのけた。
しばらくすると当たり前のように隣の席に定食が運ばれていく。それを横目で見ながら、ああそうか、ここは京都だったのだと、すべてを悟ったのである。
ヨソ者にはシベリアの寒波よりも冷たい京都人の「いけず」を久々に体験した瞬間であった。
うかつであった。ここが京都であることを忘れていた。カレーの辛さとは違う涙が出た。
私は京都出身の父と、大阪出身の母の間に生まれたハイブリッドである。関西人としては血統正しい、サラブレッドといっておきたい。
しかし、どうにも京都が好きになれない、幼い頃の祖母の家での思い出などがトラウマになっていると思われるが、あの他者を排除するような言葉遣いや物腰がいつまでたっても好きになれないのだ。
そう思っているから、なおさらそういう場面に遭遇するのかもしれないが、とにかく私にとっての京都は上記のような「いけず」がいつも中心にある。
確かに、いかにもなリュックを背負い、ヨソ者の臭いをプンプンさせている私の姿は、食堂のおばちゃんにとってはまさに「いけず」し甲斐のある、出で立ちだったのだろう。
この姿でまともな扱いを受けられると考えていた私がアホでした。冬の京都は季節以上の寒さが身に染みるところだったのである。

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新選組もいけずに遭ったのでしょうねぇ。

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2014年3月 9日 (日)

小さいのに、しっかりしてはる EOS Kiss X7

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幼少の頃、キチンとあいさつができると「小さいのに、しっかりしてはるねぇ」とほめられた。
あれから約半世紀、「しっかりしてよ、もう~」と、日々あきれられ、ほめられることなどすっかりなくなってしまったオジサンが、街をうろつき撮ってみた「小さいのに、しっかりしてはる」カメラ、EOS Kiss X7のファーストインプレッション続き。(笑)
借りてきたのはいいのだが、失敗したのが充電器も一緒に借りるのを忘れたこと。今入っているバッテリーが無くなるまでしか試し撮りができないので、動画は中止。写真だけなら十分持つだろうと撮り歩いたが、いらぬ心配だった。
小さいので、首から下げていても気にならない、むしろ肩から下げているときの方が軽すぎてなんだか存在感がなかった。首からか、斜め掛けが似合うような気がする。
そういう意味でも、前回も書いたが付属ストラップはこのカメラに合ってない、「とりあえず無かったら困るので同梱しときました」なストラップだ。
撮り歩きは実に軽快。的をはずすことがない優等生ぶりでサクサク撮れる、ダブルズームキットの標準ズームと望遠ズームはズームリングの回転が軽すぎず、重すぎずちょうどいい感じで使い勝手はとてもよく、どちらも気に入ってしまった。
ただ望遠ズームは街歩きにはあまり必要がないかも。運動会や、発表会の舞台、動物園で檻越しに動物の顔をアップで撮りたいなどという場合には活躍するのではないかと思う。
ま、持っててもこの軽さとコンパクトさなら文句もでないだろうが。
モードダイヤルにある、シーンに合わせてきれいな写真が撮れる「かんたん撮影ゾーン」はコンパクトデジカメからステップアップした方には便利なのかもしれないが、写真歴だけは長いオジサンには逆にカメラが何を基準に露出を決めてくれているのか分からず正直いって、よけいなお世話なだけだった。
このカメラのターゲット層を考えると必要不可欠なのかもしれないし、迷ったらこれで撮っておけばハズレはないよということなのだろうから、使うかどうかは撮る人の判断ということでアリだとは思うが。
操作の際、ガイダンス表示が液晶に出るのは親切、取扱説明書を全く見ないで使っていたが、初めてデジタル一眼レフを使う方には心強いのではないだろうか。
だいたい取扱説明書というものは、初心者にとってどのページを見ればいいのかが分からないシロモノなので、困ったときに目次や索引を見ても、専門用語が分かってないと目的にたどり着けないようにできている、だったらカメラにそういう機能があって、今困っている状況で液晶パネルに説明が出てくれる方がはるかに便利というものだ。

L23761blog ジオラマ風

たぶん一生使うことはないだろうと思っていたクリエイティブフィルターもせっかくだから試してみたのだが、う~ん、これに関してはムズカシイものがある。
一枚の重みや、渾身のワンカットを撮ることが写真の醍醐味と教わってきたカメラオジサンにとって、撮った写真で遊ぶというDNAが備わってないので、トイカメラ風、水彩画風、魚眼風やジオラマ風などと、撮った写真に加工をして別物にするのが何か心に引っかかるのである。
「ヤッテハイケナイコトヲシテイルノデハナイカ」という罪悪感にも似た気持ちと、面白ければ何でもアリなのが今時の写真ということを受け入れなくてはという気持ちとがカメラを操作しながら湧き上がってきた。(笑)
大げさなことを言っておきながらなんですが、その昔、Photoshopを使いだしたころ、写真にフィルターをかけて、わけのわからないアホなアート作品なんぞを作っていいたのでデジカメのクリエイティブフィルターのことなど何も言えないのですけどね。
ま、撮った写真にフィルターをかけてプリントすれば、子供は喜ぶだろうなと思いました。特にジオラマ風は受けるでしょうな。

L23807blog これもジオラマ風、結構楽しんでますやん、と、突っ込みなしね(笑) 

L23739blog 水彩画風、ここまでやってしまうとちょっとやり過ぎかも。

L23753blog これは油絵風、ちょっと無理やりな気がしなくもない。

すべての機能を試してみることは到底無理なので、とても偏ったファーストインプレッションになってしまうが、撮り歩いてみて、とてもよくできたカメラだと思った。
2008年発売のEOS Kiss X2をいまだに使っているが大した不満も感じないので、このX7も、もし買ったとしたら長く使えるんじゃないかなと思う。
デジタル一眼レフはどれがいいか聞かれたら躊躇なくおススメできる、山椒は小粒でも、な優等生カメラでした。(また借りることができたら続くかもって、自腹切って買えよって言われそう)

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2014年3月 8日 (土)

さよならWindowsXP

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ネットでIT関連の記事を見ていると、WindowsXPサポート終了に伴う乗り換えを促す記事が最近多くなった。アンチウイルスやセキュリティーソフトでいくら保護しても、もはや追いつかないところまで事態は切迫しているということだろう。
セキュリティーソフトメーカーの記事だったと思うが、WindowsXPパソコンを一軒の家に見立てて、セキュリティソフトメーカーができるのは、家の周りに高い塀を作ったり、監視カメラを付けることであって、家そのものの老朽化に対しては何もできないので早く建て替え(Windows7か8へ乗り換え)て欲しいというのがあった。
分かり易い例えで、なるほどと感心してしまったが、マイクロソフトのサポートが切れるということは、老朽化した家の手直しをだれもやってくれないのと同じで住んでいるだけでも危険ということになるわけだ。
実際サポートが切れた後、何が起こるのかはその時になってみないと分からないが、悪意を持って「その日」を楽しみにしている奴らは世界中にごまんと居るのは間違いない。
攻撃を受けて自分のデータが失われるぐらいならまだしも、踏み台にされて犯罪の片棒を担ぐ羽目になってしまったら何の言い訳もできない。
個人でも怖いが、企業ならもっと怖いことになるだろう。これもネットのニュースだが、従業員数の少ない企業がねらわれる率が高くなっているそうだ、「ウチみたいな零細企業をねらう奴なんていませんよ」などといっている場合ではない、セキュリティーの甘いところは全部おいしいカモなのだ。
パソコン無しでは仕事ができない時代にきちんとした対応をするのはマナーだと思う。周りや顧客に迷惑が掛かってからでは遅いのでね。
で、我が家の話、先週末XPとサヨナラした。紆余曲折ののち、ほぼWindows8.1に移行できていたのだが、最後NTT西日本のセキュリティソフト(中身はウイルスバスター、フレッツを契約しているとパソコン1台は無料)を移し替えて完了。
XPはまだ別のハードディスクに残してあるが、これはXPでしか使えないソフトを使うときのためで、もし使うときは安全のためLANケーブルを抜いて、完全に外部との接続を絶った状態で使う。
ま、Windows8で互換モードを使えば、以外とXP時代のものが動くことが分かったのでもう後戻りすることはないと思うが。
古い自作マシンでも以外とストレス無く使えているので、ぶっ壊れるまでこれでいいかと思う今日この頃なのである。
さよならXP、決して出来のいい子ではなかったが今日までありがとう、ハードディスクの中で安らかに眠っておくれ。

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2014年3月 6日 (木)

もうこれだけでいい。EOS Kiss X7

X7002blog 家内の手の平に乗っけてみた。女性の手でこれぐらい。カタログのキャッチコピーは、「手の中に、一眼レフ」まさしくその通りの小ささ。(レンズはキットレンズではなくEF40mmF2.8 STMというコンパクトなパンケーキレンズをつけてみました。)

父親がカメラを買ったというので機種を聞いたらこれがEOS Kiss X7のダブルズームキット。
これは借りるしかないでしょうと、しばらく借り受けて使ってみた。
本当は自腹を切ってファーストインプレッションといきたいところだが、先立つモノが無いのでね。(笑)
レンズの描写や、高感度撮影時のノイズなど、マニア受けする重箱の隅をつつくようなことはプロカメラマンやIT関連のライターさんなどがいっぱい記事を書いているのでそういうのはやりません。あくまでもフツーのおじさんが日常的に使ってみて、どうだったこうだったの印象を書きたいと思います。
まず、いきなり小さい。これでいいのかと言うぐらい小さくてコロンとしている。
で、持ってみると実に軽い。UFOキャッチャーのショボいクレーンでも掴めるんじゃないかと思うぐらい軽いと言えば言い過ぎか。
ま、普段使っているのがEOS 5D MarkIIなので、比べる相手が違いすぎるのだが、コンパクトデジカメからステップアップする方からすれば、これでもまだ大きくて重いのでしょうねぇ。
あまりに小さすぎて、逆にカメラを構えにくいんじゃないかと思ったが、その辺はさすがによく考えられていて、グリップのデザインが秀逸なのか、最初小さいな~と思っていたのがだんだん何とも思わなくなって、すぐに何の違和感もなくなじんでしまった。
私の場合、撮る写真の8割以上が縦位置写真という、縦写真大好き人間なのだが、カメラを気に入る基準として、縦位置で構えたときにピタリと水平垂直が決まるカメラはいいカメラだと思っている。
ファインダーの見やすさでなく、もっと感覚的なことなのだが、自分の中でいいカメラと感じるひとつの基準となっていて、その点でもこのEOS Kiss X7はいいカメラだと撮影してみてすぐに思った。意識せずに構えても左右に傾くことなく構えられたからである。
チョットしたことだが、こういうフィーリングは道具にとって実は一番大切なことだったりするのである。
気に入ってしまって、仕事帰りに夜の街を撮り歩いてみたのだが、歩き回ってナンボの街の写真では機材の軽さはそのまま歩き回れる距離と撮る量に跳ね返ってくる。
おじさんにとっては、自分の体重の増えた分、機材は軽くしたいと言う事情もある。小さく軽いカメラを持って、サクサクシャッターを切りながら街を歩けることはとても大切なのだ。
その点でこのカメラは満点の合格点。とにかく軽快に撮り歩けるのがホント楽しい。
今となっては、かなり古いEOS Kiss X2を持っているが、EOS Kiss X7もシャッターのフィーリングは同じ、シャキッ、シャキッと小気味よい、撮りながらもっと撮りたいという気分にさせてくれるシャッター音だ。
EOS Kissシリーズの伝統なのだろうが、一眼レフカメラとしての必要なものは、小さく軽くなってもすべて盛り込んであるところはさすがである。
老眼のおじさんにはファインダー横の視度補正ダイヤルは必需品だし、被写界深度を確認するためのプレビューボタンもちゃんとある。ISO感度と露出補正が単独のボタンになっているのも使いやすい。いちいちメニューを呼び出さなくてもすぐに設定を変えられるからだ。
特にISO感度はデジタル一眼レフカメラを使うようになって、頻繁に設定を変えることが多いので実に便利。
レンズキットの標準ズームと望遠ズームはマウントもエンジニアリングプラスチックで昔ながらのカメラおじさんからすると不安を感じる部分だがこの軽いボディーにはこれで十分なのだと思う。
今時のエンジニアリングプラスチックは金属よりも強度のあるものがいっぱいあるし、様々な工業製品に使われているのだから、プラスチックというだけで不安を感じるのは昔のプラスチックしか知らないおじさんの偏見というものだ。本当に不安なものならメーカーも採用しないだろうからね。
頻繁にレンズを交換しながら撮ってみたが全く問題なし。むしろレンズを軽量化できるという意味でこれは正しい選択だと思う、本当に軽いレンズなのでカバンに放り込んでいても苦にならない。オートフォーカスも早いし、幅の広いズームリングも使い勝手がよく、手ぶれ補正も入ってこの大きさと軽さなら文句もでないだろう。
描写に関しては不満を感じることはなく、使用感は代を重ねてこなれた、よく写るレンズという印象。標準ズームだけで日常の撮影の90%はカバーできると思うが、子供の運動会なども撮りたいという方には望遠ズームも入ったダブルズームキットがおすすめだと感じた。
クリエイティブフィルターや動画撮影は試していないが、日常の写真に関してはどんなシーンでも何の不安もなく間違いない仕事をしてくれる「できる子」カメラという印象。
EOS 5D MarkIIのサブカメラとしてより、気軽に使えるメインカメラとして正直欲しくなってしまった。

X7003blog
小ささを見せるのになにかうまい手はないかと考えて、やってみたのがこの写真。iPadの上にEF40mmF2.8 STMレンズをつけたボディーと、レンズキットの標準ズームと望遠ズームの二本のレンズを並べて真上から撮ってみた。底にマチがあってiPadが入る大きさのカバンにインナークッションを入れればこれだけの装備が持ち歩けるということだ。

最後にひとつだけ気になったところを。
カメラが小さく軽い分、付属品のストラップがカメラに全く合ってない。幅が広く太すぎるし、素材がやや堅くて使い勝手が悪かった。もっと細身のしなやかな素材のものに変えるべきだ、たかが付属品かもしれないが、せっかくこんなにいいいカメラなのだから、そのあたりも気を使って欲しかったと感じた。
以上、写真歴だけは長い昭和のカメラ好きおじさんの第一印象(ファーストインプレッション)でした。(続くかも)

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2014年3月 4日 (火)

いかなごの釘煮とデジカメ

神戸名物の珍味に、いかなごの釘煮というものがある。
生きたいかなごを醤油、砂糖、みりんなどで水気がなくなるまで炊いた、一種の佃煮であるが、見た目が折れた釘のように見えるから釘煮という名前が付いたという説と、釘煎りという漁師料理が訛ってそう呼ばれるようになったという説がある。
とにかく私にとっては子供の頃からの味で、宅配便のいかなご宅急便とか、郵便局のいかなご地方発送ののぼりを見ると春を感じる。
今でもこの季節になると、朝から魚屋の前におばちゃんが行列をつくる。傷みやすい魚なので、漁から揚がったら漁港から走って運ばれてくるのを、待ち構えるように買って行き、すぐに家で炊くのだ。
各家庭で味付けにこだわりがあるのも特徴だ。たかが釘煮だが、毎年トレンドというものがあって、生姜風味が流行ったり、柚子風味だったり、山椒でちょっとピリ辛だったりなかなか奥が深い。
そういえばデジタルカメラも毎年新しいトレンドがある、手ぶれ補正はもはや当然、HD動画、フェイスキャッチ、スマイルシャッター、アートフィルター、GPS、WiFiでスマートフォンと連携などなど、よく毎年次から次へと、いろんなことを思いつくなあと感心するが、実際使われているのだろうか。
いかなごは鮮度、デジカメはカメラの基本がダメならどんな味付けをしても食えないと思うのだが。

Img_0475blog

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2014年3月 2日 (日)

ライカよグッドバイ

Gentei002blog

この世に星の数ほどあるカメラの中で、自分自身一生持つことも使うこともないでしょうカメラがライカ、ローライ、ハッセルブラッド。ファッション界のヴィトンやシャネルと同じ、カメラ界の高級ブランド御三家ですな。
触らせてもらったことはありますが、使ったことはありません。使いもしないでこんなことを言うのもなんですが、どうにも好きになれないのでね。
何しろ写真史に残る伝説が多すぎますな、特にライカは圧倒的で。その伝説が信仰になって、入信者が後を絶たないのでしょうが、その筋にはライカ伝説の語り部でご飯を食べているとしか思えない教祖様もたくさんおられるようで、そういうのを見れば見るほどライカというカメラから退いてしまうのは私だけでしょうか。
性能、工作精度、独創性すべての面で日本のカメラメーカーが全く歯が立たなかった時代のライカには「寫眞機」としてのオーラがあったのでしょうし、別格だったのだろうと思いますが、それを今全く感じられないわけで。
ライカファンの方には申し訳ないですが、今のライカは限定バージョンやスペシャルエディションばかり出してはるコレクターのためのカメラメーカーという印象しかありません。
特にコンパクトデジタルカメラのライカX2は笑ってしまいました。
20万円を軽く越える価格もすごいですが、世界限定1500台のポール・スミスエディション、国内100台限定のホワイトモデル、ライカそごう横浜店限定30台のYokohama Edition、コブクロの小渕健太郎とコラボレーションした限定52台の5296 Kentaro Kobuchi Edition、ライカ大丸東京店1周年記念のTokyo stationは外装10色各10台、ライカ大丸心斎橋店1周年記念限定20台のRed Leather……
ケーキ屋さんの季節限定スイーツやレストランの限定ランチならともかく、いったい何を目指してカメラを作りをしているのかさっぱり分かりませんな。ホント、カメラの値打ちって何なんでしょうかね。
写真史に残る伝説がカメラへの信頼に、その積み重ねがブランド力になって今があると思うのですが、写真を撮る道具というより、コレクター向けの高い工芸品にしか見えないのは私だけでしょうか。
国産のそれも決して高くないカメラ、家族や子供の成長を写してきたようなカメラにひかれる私としては、写真を撮る道具としてのオーラはそんなカメラ達の方が今のライカよりずっと強いと感じておりますよ。

Gentei001blog

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2014年3月 1日 (土)

軍国酒場って。

L8451blog
やっていることの基本は皆同じなのに、切り口というかコンセプトが変わるといろいろなバリエーションができあがるというのはなかなか興味深いものがある。
何が言いたいかというと、酒場のことである。客に酒を飲ませる店という基本は皆同じだが、日本酒だけ、焼酎だけ、ワインだけと特定の酒に特化していたり、カラオケで歌いまくれるとか、おねーちゃんとお話しできるとか、お触りできるとか、ダーツが置いてあるとか、ジャズのレコードが揃っているとか、ライブをやっているとか、もうきりがない。
単に酒を飲ませるだけでないプラスアルファがそのお店の特徴であり、星の数ほどのバリエーションを生み出しているわけだ。

L19673blog
で、いきなり軍国酒場。行ったことはない。が、気になる。
軍国とはなんぞや、いったい中で何が行われているのかサッパリ想像がつかないところがとても気になる。
軍事訓練や、作戦会議が行われているのだろうか、カラオケは軍歌ばかりであろうことは想像できるが、いったいどんな酒が出てくるのか、食べ物は缶詰などの携行食なのか。こういうお店のお客さんは元軍人ばかりだとしたら、相当な高齢ということになるが、ミリタリーファンの若い人もいるのかもしれない、そのあたりも全く謎である。

L22228blog
街歩きをしながら写真を撮っていて、そういうお店に出くわすととても気になるのだが、いまだ入ってみる勇気はなく、お店の外観を撮るだけなのであるが、依然ある歓楽街ですごいボリュームで軍歌が聞こえてきたので、てっきり右翼団体の宣伝カーでもいるのだろうと思ったら、軍国酒場から漏れるカラオケの音だった。
中で、どんな風に盛り上がっているのか気になりつつも、ドアを開けて突撃とはならなかったのである。

L21735blog

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