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2013年10月12日 (土)

今日はマニュアル露出で(準備編)

デジタル一眼レフを使って、カメラ任せにせずに、「シャッター速度」も「絞り」も、自分で全部決める「マニュアル露出」で撮ってみるというのはいかが。
一見敷居が高そうだが、試してみると意外とカンタン、撮ってる充実感はいつも以上。
そのためのカメラの設定について、私のおすすめを。これはどうしてもしなくてはいけない設定ではないが、昔のカメラに近い、シンプルな設定の方が分かりやすいと思うので。
まずカメラのスイッチを入れて、モードダイヤルをTvまたはS(メーカーによって表記が違うが意味は一緒、シャッター速度優先モードのこと)にし、メインダイヤルを回してみて、液晶表示に1/30秒のシャッター速度を表示させる。
次に1/60秒になるようにダイヤルを回してみる、そのとき1/40秒、1/50秒、1/60秒の順に表示が出たら1/3ステップに設定されている(買ったままだと大抵これになっている)。
つまり、1/30秒の半分のシャッター速度1/60秒の間を3等分して1/40秒と1/50秒のシャッター速度を割り当てていると言うこと。
昔の機械式シャッターのカメラでは、こんな細かな設定はなかった。デジタル一眼レフは電子シャッターなので最初からこんな細かな設定になっているものがほとんど。
細かすぎて、かえってシャッター速度と絞りの関係を分かりづらくしていると言うのが私の持論だ。
なのでこれをカスタム機能設定で、露出ステップを1/3から1/2ステップに変える。メーカーによって設定の仕方が違うので取扱説明書を見ながら設定してほしい。
これで1/30秒、1/45秒、1/60秒の順に変わったと思う。1/30秒と1/60秒の間を2等分だから1/45秒、これで1/2ステップに変更できた。
ちなみに昔のカメラのシャッター速度間隔は、1秒、1/2秒、1/4秒、1/8秒、1/15秒、1/30秒、1/60秒、1/125秒、1/250秒、1/500秒、1/1000秒というような一段毎になっていて、1/45秒のような1/2ステップなんてなかったのである。
つまり実にシンプルだったということ、それでも名作と呼ばれる写真はたくさん生まれていたのだから、シャッター速度なんてこれで十分だということだ。
シャッター速度の並び順は、シャッターの開いている時間が長い方から、その半分になるように並んでいる。つまり1秒の半分が1/2秒、その半分が1/4秒、その半分が1/8秒という具合。
これが一段ごとの間隔。
露出ステップを1/2に変更したので、シャッター速度だけでなく絞りも1/2ステップに自動的になっている。
モードダイヤルをAvもしくはAにしてメインダイヤルを回してみれば分かる。たとえばF5.6とF8の間が1/3ステップならF6.3、F7.1の表示だったのが、1/2ステップならF6.7だけになるのだ。
ちなみに昔のカメラの絞り値間隔はF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32。これが一段ごとの間隔。
F5.6とF8の中間(1/2ステップ)をF6.7なんて言わず、「F5.6半(エフゴーロクハン)」と言う、F8とF11の中間なら「F8半(エフハチハン)」。
シャッター速度が、時間で写り具合をコントロールするのに対して、絞はレンズを通る光の量を穴の大きさでコントロールする。
動物の瞳と同じで、猫の目が昼間は縦長なのに夜はまん丸に開くように、暗いところではより光を取り入れるために穴の面積が大きくなり、明るくてまぶしい時は入ってくる光の量を制限するためぎゅっと面積が小さくなる。この仕組みがレンズの中に入っていると思えばわかりやすい。
前述した絞りの中途半端に見える数字の並び順は、一番絞りが開いた状態(F~の数字が小さいほう=穴の面積が大きい)の半分の面積になるように並んでいる。
つまりF1.4の半分の穴の面積がF2、その半分がF2.8、さらにその半分がF4と言う具合で、一段ごとの並び順。
たとえば、F2.8をF4にすることを一段絞るという、反対にF4をF2.8にすることを一段開けるという。シャッター速度と絞り値を1/2ステップにしたら設定は終わり。
モードダイヤルをMにして、シャッター速度と絞り値を変えられるように取扱説明書を読んでおく。
ファミリーユースのデジタル一眼レフだと、特定のボタンを押しながらでないと変えられないものがあるので、操作方法をマスターしておくこと。
ちなみに私の持っているEOS Kiss X2は、モードダイヤルをMにしてメインダイヤルを回すとシャッター速度が変わり、そのまま露出補正ボタンを押しながら回すと絞りが変わるようになっている。
シャッター速度と絞りを自在に変えられるようになったら、後はカメラを持って外に出よう、基本の露出を覚えればきれいな写真が撮れます。基本の露出については次回で。

110625_22b_pen_ft20mmblog 2011年 神戸ハーバーランド OLYMPUS-PEN FT G.Zuiko Auto-W 20mm F3.5/シャッタースピード1/250秒、絞りF8半、青空は青くきれいに写る。

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