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2013年8月

2013年8月30日 (金)

欲しがりません、カスだけは。

年々眼が悪くなっているので、以前ほどカメラの分解修理にのめり込まなくなっているが、それでもジャンクワゴンで助けられそうなカメラを見つけると心が揺れてしまう。
昔のドラマに出てきそうな、段ボール箱に入れて捨てられている仔犬と目が合ってしまった主人公の少年の気分だ。
連れて帰っても、飼うのには親の説得という関門が待っている。(こういう例えが思い浮かぶ時点で、すでにレトロな昭和おやじですなぁ)
ジャンクカメラの場合は直ればカメラだが、直らなければただの部品でしかない。
そして必ずしも直る保証も無いので部品として増えていくし、直ったカメラが撮ってみると思ったほどの魅力が無かった場合、素人修理のカメラなので売り飛ばすわけにもいかず、使われないままになってしまう。
このまま増え続けても、もう置き場所が無いのだ、もう増やさないぞ。
出来れば本当に使うものだけを残して、フィルムカメラを始めたい方に譲ってもいいぐらい。
欲しがりません、カス(ジャンク)だけは。
これはどうしても何とかしたい物を除いて、今までのようにとりあえず買って帰るのは止めます、クラカメ断捨離実行宣言。
何でこんなことを思ったかというと、フィルムで撮る量とカメラの数のバランスが崩れて、飾っているカメラが増えてしまったからだ。
動くのに使われないまま飾られているカメラは悲しい。まんべんなく使ってやりたいと思うがそれも追いつかないほどなので何とか手を打たなくてはと思った次第。
何かいい手は無いものですかね。

L15961blog 街歩きで見つけた置物コレクション。置き場所も無い足の踏み場も無いすごい状態。

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2013年8月28日 (水)

喫茶店の思い出4

学生の頃、ある喫茶店でぼったくられた事がある。確かに渋い店内で落ち着く店だったが、メニューは「珈琲と菓子」とだけ書いてあって値段も無かった。喫茶店なのだから、そんな無茶な値段ではないだろうと思ったのが大間違い。お会計はコーヒー、菓子各1,000円、ラーメンなら5杯分、小遣いが吹っ飛んだ。
コーヒーの値段などそのお店が自由に決めることができるのだから、何も文句をいう理由は無いのだが、どうにも腑に落ちなかった。
お店のおばちゃんが話に夢中になっていて、注文をすっかり忘れているパターンもあった、コーヒーが出てくるまで所要時間45分、昼休みだったら終わってしまう。
おばちゃんのやっている喫茶店は、なぜかコーヒーを飲んだ後にほうじ茶とか日本茶がよく出てくるがあれはありがたい。
太った友人とある喫茶店に行ったら、コーヒーしか頼んでないのに、友人だけケーキやクッキーが付いていたことがある。後で知ったのだが、そこのマスターはぽっちゃり系で小太りの男性好きで有名なオカマで、好みのタイプのお客さんには異常なほどサービスがいいのだそうだ。
ちなみに私は痩せていたので、完全に引き立て役だったということです。
思えばいろんな店があったし、行ったものだ。それに比べて今時はセルフの喫茶店が多くなってしまって、個性的な喫茶店がホント少なくなってしまいましたなあ。

L19100blog

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2013年8月26日 (月)

レンズ1本にボディー2台 オリンパスペンFT

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オリンパスペンFTハーフサイズ唯一の一眼レフ、オリンパスペンFのレンズ探し中に実はボディーをもう一台見つけていた。ペンがペンを呼んだわけである、今回はそのときのことを。
いつもの行きつけというか、巡回コースというか、天気が悪くて写真が撮れない時の中古カメラ屋さん巡りをしていたときのこと、出物があったのかどうかわからないが、とあるお店でペンFシリーズが大量に展示してあった。
いつもはコンパクトなハーフサイズカメラが並ぶ一角がほぼ占拠されていたので20台ぐらいはあったと思う。標準レンズつきばかりで、ほぼ相場どおりの値段。
面白くないなと思いつつ、じっくり見てみると一台だけボディーのみで売られていたペンFTを見つけた、値札は一万円少々。安いので何か難があるのかと見せてもらうが特におかしなところは見当たらない。
ボディーキャップが無いのでミラーむき出しだったが、レンズをつけっぱなしておけばいいだけのこと。これはお買い得かもとお持ち帰り。
かくしてレンズ一本にボディー二台というイレギュラーなシステムになってしまった。
これじゃ使えねぇという訳でレンズを充実させねばと、いろいろ探し回ったときのことはまた後日。

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2013年8月24日 (土)

グレート大衆酒場2

L18652blog
酒飲みのマニフェスト。

ひとつ、楽しく呑むことを誓います。
ひとつ、酒席で仕事の話はしません。
ひとつ、自腹を切って呑みます。
ひとつ、勧められたら断りません。
ひとつ、アテにはこだわります。
ひとつ、いい店の探求を怠りません。

8月4日のグレート大衆酒場1で、店のおばちゃんはひとつのキャラだと書いた。今回は客の立場で見たお店のことを書きたい。
まず高そうな店構えや、変におしゃれなのは良くない。主婦が野菜やお肉の相場を知っているように、酒飲みも飲み食いの相場を長年の経験でわかっている。さりげなく店構えを見て、この店ならこれぐらいでというのはわかるのである。大衆酒場である限り、大衆の相場感覚にマッチした店構えでなくては客が躊躇してしまう。この不況のご時世に、薄っぺらなお財布事情でも安心して呑みたいのだ。
客をせかす店も良くない。酒飲みには自分のペース配分というものがあるのだ。飲み干してグラスを置いた途端「次どうしましょ」とこられるのは勘弁してほしい。次の酒とアテの組み合わせを考える余裕がほしいのだ。客の回転率を上げたいのはわかるが、酒飲みの気持ちをわかっていない。
その辺、年季の入った店のおばちゃんは上手だ。さりげなくグラスを下げながら「ハモのエエの入ってんねんけど」とくる。客は「じゃあそれと焼酎おかわり」となる。
決めるのはお客さん、私は単なるアドバイザーの立場で的確なサインを送ってくれる。
アテが貧相な店も良くない。安いので頼んでみると、お皿の真ん中にちょびっとしか盛られてないというのは、いくら安くても反則である。
最近の若い人が行くちょっとオシャレな立ち飲みでポテサラ100円とお品書きにあったので頼んだらゴルフボールほどの量だった、デパ地下の試食じゃないんだからね、こういうのはもう論外。
名物料理がある店は良い。たいてい他のアテも旨い店が多い。
所詮、酒飲みはわがままなのである。いい店を見つけるとすぐなじんでしまうが、その店の人が変わったり、アテが貧相になった途端に見放してしまう。そして次の酒場を探すのである。流浪の民のごとく、いい店からいい店へ、暖簾の向こうに広がる酒飲みのディズニーランドを求めて。
大昔、白雪姫だったかも知れないおばちゃんに今日も「とりあえずビール!」

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2013年8月22日 (木)

スキャン待ち解消作戦

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このブログに載せている写真はパソコンにため込んでいる中から選んでいるが、毎日の身の周りのことを書くつもりのないブログなので、常に新しい写真を載せようとは思っていない。過去に撮ったものでも、ブログの内容に合わせて引っぱり出してきて載せている。
今日行ったお店や、食べた料理などを載せているのがブログの種類の中では一番多いのだろうが、あえてそういうもの意外でも構わないのではと思っているので、古い写真であっても文章に合わせて載せているのだ。
ただ、問題があって、今までフィルムで撮っていた写真がまだスキャン出来てないまま2万カットほどある。その中からもブログに載せたいものは当然あるのだが、スキャンが全く追いつかない。
そう思うとデジタルカメラになってなんと楽になったことか。撮ってすぐ整理してブログに載せられるのはデジタルならではのことだ。
とにかくフィルムスキャンは時間がかかるのだ、高画質で取り込もうとすればさらに時間がかかる。さらに、ハーフサイズや、35ミリのましかく写真の場合、フィルムスキャナが正しくコマ間隔を判別できずエラーが出てスキャンできない場面も今までにあった。スキャン待ちのすべてのフィルムが終わるまで、長年使ってきたニコンのフィルムスキャナがもつかどうかも不安材料だ。Plustek社のように、まだ造ってくれているメーカーもあるが、需要がなくなればどうなるか先のことなど分からない。
6月4日掲載の「デジタル一眼レフをフィルムスキャナーに」でも述べたが、やはり充分な画素数のある今時のデジタル一眼レフで複写するのが一番手っ取り早いしそこそこ高画質で取り込めると思う。
で、今回は35ミリフィルムからの効率的な複写にチャレンジしてみた。
昔は一眼レフシステムの中のアクセサリーとして必ずあった接写用のベローズ(蛇腹)とフィルム複写用のスライドデュプリケーター。今は中古カメラ屋さんで行き場も無く悲しい値段で放置されているのを格安で見つけておいたものを使用。
私の場合は、キヤノンFDマウントのレンズがあるのでそれが付けられるキヤノン純正オートベローズに自作マウントアダプタでEOSボディを付けられるようにした。自作マウントアダプタといえば聞こえはいいが、ジャンクのカメラとレンズからとったマウント部分を張り合わせてネジ止めしただけのもの、とりあえずEOSボディが付けばいいのである。

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これを組み合わせてさっそく複写してみたが、この画質ならOK。最初に露出を決めてしまえば後は流れ作業でどんどん取り込んでいけた。フィルム1本30分もかからない。慣れればもっと早くできると思う。実際に取り込んでみたのが下の写真、ROBOT STAR1で撮影したリバーサルフィルムが原版。どうでしょう。

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2013年8月20日 (火)

好きな写真家2 春日昌昭

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どうしても一度まとまった数の写真を見てみたくて、ずっと頭の片隅にあった写真家がひとりいた、名前は春日昌昭。
この名前を聞いても知っている人はほとんどいないと思われるのだが、東京の街を撮り続けた写真家である。彼の写真を初めて見たのは、十年以上前、何かの写真雑誌の記事でだったと思う。たった一枚の写真に、同じように街の写真を撮る者としての「匂い」を感じたのである。その後、写真集など出ていないかと、色々探してみたのだが、まったく手がかり無く、ある写真評論の本の中でもう一枚見ることができただけであった。
ふと思い出すごとにインターネットなどで調べては見たのだが、あまりにもマイナーな、あまり表に出てこないタイプの写真家で、しかも四十代半ばで亡くなっていることもあり、プロフィールなどは調べられても彼の撮った写真は見ることができなかったのである。
ところが数年前、彼の写真が本になっているのを、偶然ネットで見つけた。
「オリンピックのころの東京」岩波書店、2002年12月20日発行、ISBN4-00-115354-8、定価1700円+税。
岩波フォト絵本という「写真がうつしだす時間と暮らしをテーマにした社会科絵本」のシリーズの中のひとつである。
まさか子供向けの本になっているとは思わなかった。文章は春日昌昭の友人で、街に関して結構うるさい本をたくさん書いている川本三郎氏である。
さっそく買って見たのだが、子供向けの本にしては、マニアックな内容なのはさておき、思った通り、街を見る目に関して、同じ周波数を持った人だと確認できた。
オリンピックで街の姿が大きく変わっていく東京を撮り続けたという点に関しては、近代化で様変わりするパリを撮ったアジェに通じるものがあると思うのだが、彼の場合、「僕の写したということ以上に、写っている事実が大切である写真」と言っているところに同じスタンスを感じるのだ。
街そのものの存在の前に、写真はどうあるべきか、この言葉が全てを語っている。この本を見ると、彼が看板に惹かれながら街をさまよい歩いたであろうことがよくわかる。
看板の写りこんだ写真が実に多いのだ。ある意味看板を求めてさまよい歩いたのではないかと思うぐらいである。
この時代は今以上に看板が多かったのかもしれないが、街の写真を撮る者にとって、看板は今という時代を語る大切なアイテムであることを彼の写真は強烈に教えてくれる。

L17278blog

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2013年8月18日 (日)

Macかな、自作Windows8マシンかな

数年前、Windowsパソコンを自作した時、時は金なりという言葉をつくづく実感した。
組み立ての時点で、お金の許す限り極力最高の部品を使って、ぶっちぎりの最速マシンに仕立てたので、何をやらせてもとにかく作業が早かったのである。
当時のパソコンのトレンドだった、デュアルプロセッサマシンなので、早くて当たり前だったのであるが、結構重たいストレスのたまる作業を複数同時進行でやらせてもビクともしないのには正直感動した。
とにかく、オジサンは時間も無ければ、徹夜をする体力もないのだ。
しかし、あれから月日は流れ、当時の最速マシンもいろいろとアラが目立つようになってきたのである。そろそろ次の一台を自作かなと考えつつ踏み切れないままでいる。
試験的にWindows8を使ってみたりもしているのだが、フィルムスキャナなど古い機器がある以上、今の環境も残したいし、長年使い慣れているMacで統一した方がいいかなとも思うしでベストな移行作戦練り練り中なのである。
でもたぶん自作はするでしょうけどね、初めての自作は部品選びも楽しかったし案外簡単に最高スペックのマシンを組めたので。(6月1日今さらながらWindowsXPのこと参照)
パソコンを使っている人なら一度ならず感じたことがあるであろう「何で俺はこんなバカバカしいことに時間をとられるんだ?」というような単純作業だとか、ひとつひとつデータを見比べたり、探して加工したりの面倒くさいだけの作業とか、本当なら楽になるはずだったのが、パソコンのおかげでかえって面倒になってしまった諸々の事は、たいていの場合、速いパソコン購入で一気に解決できると思っている。
パソコンに関しては、お金で幸せが買える世界だといえるだろう。自作組み立て系のパソコンショップに行けば、幸せになった自分を夢見る人たちが幸せの詰まった部品の箱を片手にレジに並んでいる。

L17330blog やっぱりこれかな~。

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2013年8月16日 (金)

脱力系アニメ ピーピング・ライフはたのしいよ。

時事ネタ的な物はほとんど掲載しないこのブログだが、たまたまテレビのニュース番組で取り上げていたのに興味を持って、見てみたのが面白かったのでご紹介なんぞをしてみたい。
ピーピング・ライフという脱力系アニメ自体は、よく行く雑貨屋さん系書店ヴィレッジバンガードのモニターで流れているのを見たことは何度もあったのだが、今回のは手塚プロ・タツノコプロとのコラボレーションで両プロダクションの有名キャラクターがピーピング・ライフ調で登場するというところがミソ。
よくもまあこんなコラボが実現したものだと感心したが、とにかく笑える。
ストーリーの切り口が絶妙で、オリジナルのアニメを見ていた人ならなおさら面白いだろう。あのヒーローがこんなことになっているとはというのが楽しめるはず。
全部で10篇のショートストーリーと特典映像がついて税込み1575円也。
YouTubeで「ピーピングライフ」で検索すると何篇かは見られるようになっているので興味のある方はそちらをまず見てはいかがでしょうか。

Peeping_lifeblog

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2013年8月14日 (水)

重箱の隅つつき歩き

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街の写真というと、下町の人々の生活だとか、働く人だとか、街そのものよりも人間寄りの写真がおきまりのパターンとして思い浮かぶのだが、この手のコンテストで入選しそうな写真は、あまり街の写真として見ることができないという気持ちがある。どちらかというとスナップショットかポートレイトのジャンルじゃないのかなと思うのだ。
このブログの写真には、人物が写っていない。写っていたとしても、人物がメインという撮り方はしていない、あくまで人は点景である。その理由は、街そのものが、私には面白いという気持ちがあるからである。
たとえそこに人が写っていなくても、街のたたずまいは、人が作り上げたものなのだから、そこに暮らす人々の人生や、通り過ぎていった歴史が積み重なって、今の形になっているものだという解釈である。
街をうろつき見つけたものや、出くわしたものは、そこに人の姿が無くても、気配というか、見えない存在というものが、宿っているものだと思っているのだ。街のカタチが面白いのだから人物は必要無いと考えるし、街をよく見ることの方が、よほど面白いと思いながら街歩きをしている。
犬も歩けば棒に当たるではないが、いつもこんな風にカメラ片手に街を面白がりながら歩き回っていると、なぜか街の方から「アンタ、これ撮っときなさいヨ」といわんばかりに、素晴らしい景色を提供してくれることがある。街が味方をしてくれるのだ。
ふしぎなことに、そういう時は、その日一日、立て続けにいい景色に出会うことが多い。なぜか景色がよく見えるというか、なんだかテンションが高いまま歩き続け、角を曲がるたびに感動がある。
別に、くまなく探し歩いているわけでもないが、街の方から、この角を曲がりなさいとか、この道は右に行きなさいとか教えてくれているような気がする。あとは導かれるままに撮り歩くだけなのである。
見過ごすような景色だが、もう一本違う角を曲がっていたなら、出会うこともなかった街の景色。まさに一期一会なのである。

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2013年8月12日 (月)

ハーフサイズ好きの終着点、オリンパスペンF

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ハーフサイズ好きが最後に到達するカメラといえば、やはりこのオリンパスペンFになるのではないか。世界初、そして世界で唯一のハーフサイズカメラの一眼レフである。
ロータリーシャッターや凝ったファインダー光学系とか、メカニズム的にもそそる部分の多いカメラだったので、いつかは使ってみたいと思いつつ、なかなか良い物に出会えなかったのだが、ある中古カメラ屋さんでえらく安い値段がつけられているのを発見。
中古市場価格の半額、これは何かワケアリに違いないと思いつつ見せてもらったのだが、どこをどう見てもおかしなところが無い。
そのとき店番をしていたのが奥さんだったので、ご主人が戻ってくるまで待って、カメラのコンディションについて聞いてみたのだが、「何も悪ないわ、ようけまとめて安う買取した中に入っとったから、皆、安い目に値段付けてんのや。」
ありがたいことである。確かにそのお店、中古カメラ屋というより、やや古道具屋的なところもあったので、値付けも大らかなのかもしれない。
コレクター向きのお店ならとてもじゃないがこんな値段で出せないだろう。ま、そんな店には行かないが。
かくしてペンFオーナーになった私は、早速フィルムを詰めて街歩き。小さなくせに意外と見やすいファインダーが気に入った。ピントのヤマは掴み易いとはいえないが老眼進行中でも何とかなった。
当然のことながら、その後交換レンズを捜し歩いたのは言うまでも無い。
余談だが、枻(えい)出版社から出ていた「CAMERA magazine」という雑誌がデジタルカメラの情報誌「F5.6」と合体してリニューアル。第1号巻末にオリンパスペンFのペーパークラフトが特別付録でついてます、現在発売中。

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2013年8月10日 (土)

35ミリましかく写真界の飛び道具、ロボットスター1

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ドイツのロボットという名前のカメラは、ましかく写真好きとしては、一度は使ってみたいと思いながら、なかなか巡り合えなかった。
見かけてもお値段がちょっと折り合わなかったり、今のフィルムが使えないタイプのものだったりで、長年探しながら見つからなかったカメラなのだが、ちょっとばかりコンディションが難有りのものを数年前見つけた。難有りといいながら実用にはまったく差支えがないので、私的には難有りの範疇に入らないと判断、値段もかなり手頃であった。
ぜんまいによるモータードライブでフィルムを自動巻き上げするため、軽快に撮影でき、実にコンパクトな愛らしいカメラなのだが、持ってみるとビックリする位ずっしりと重い。まさにメカニズムぎっしり感がとても心地いいカメラなのである。
撮った写真はシャープで、マミヤスケッチとは違うテイストを感じた。いかにもドイツのカメラという感じ、フィルム装てんなど決して使いやすいカメラとはいえないが、ましかく写真なので縦横にカメラを構えなおすことが無く、辻斬りよろしく街を撮り歩くには抜群の機動力を発揮する。
現像上がりのフィルムを見ると、コマとコマの間隔は実に正確に揃っていて、幅も1ミリほどしかなく、まさにみっちりと写真が並ぶ。限られた長さのフィルムに少しでも多くの写真を写したいという考えの表れだろう。

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2013年8月 8日 (木)

今宵、いつものバーで

「今宵、いつものバーで」というフレーズは、FMラジオの番組だったかでよく聞いたと思う。あまり確かな記憶ではないのだが、何となくこの言葉が気に入っていて、いつもバーの扉をくぐるたびに念仏のように頭の隅っこにこの言葉が浮かぶのである。
バーという単語に特別な感情を抱くようになったのは、活字中毒だった中学生の頃だったと思う。とにかく本を読みまくっていた。
背伸びしたい年頃である。意味もわからない文学もたくさん読んだが、結局のところ、本当に面白くてのめり込んだのは、SF小説と推理小説と007などのスパイ小説だったような気がする。
そのような小説には、バーのシーンなどがよく出てきて、これが自分のバーへの憧れのきっかけになったのだと思えるのである。
バーで飲むというのはかっこいいことだと思っていた。大人はみんなそういうところでカッコよくお酒を飲んでいるものだと信じていた。
いざ自分が働きだしてそういう所に行けるようになった時、そこにあったのは、カラオケスナックだった。しかも会社の上司や得意先の部長に連れられてである。
カラオケスナックが流行りだした頃という時代もあったが、エイトトラックのカラオケでかかるのは北島三郎などのド演歌。
カクテルなど逆立ちしたって作れそうもない鬼瓦のようなママのおしゃべりを聞きながら、サントリーオールドやスーパーニッカの水割りをすするのが、お酒の飲み方だった。私の心にあった、憧れのかっこいいバーは木っ端微塵に遠ざかってしまった。
バーに行くようになったのは、一人で飲み歩くようになってからである。とあるバーでの出来事がその後のバー通いのきっかけになった。
重厚な扉を開けた瞬間、その奥にある落ち着いた別世界に、ああこれだと思った。その後、すっかりバーにはまってしまい、たくさんのバーの扉をくぐったが、いずれも、ああこの店と知り合えてよかったといえる店ばかりだった。酒を飲むために最高の状況を提供してくれる、ただそれだけの場所、それがバーだと知ったのである。
いったいどれだけの時間をバーで過ごしただろうか、数え切れないくらいの杯を重ね、会話を重ねたのだけど、そのことはあまり思い出せない。思い出せるのは、ゆっくりと漂う充実した時間をいつも楽しんでいたことだけである。

L23638blog 半世紀の歴史を持つ神戸でも老舗の銘バー「ABUはち」さん。いつもここで沈没、いろんな意味で長年お世話になっております。

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2013年8月 6日 (火)

初めての落札、トプコンREオートトプコール20mmF4

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20年ぐらい前、あるカメラ雑誌の記事に出ていたレンズに釘付けになった。
トプコンRE AUTO-TOPCOR 20mmF4、東京光学の一眼レフ用交換レンズで、シルバーの鏡胴がなんとも美しいレンズだった。
東京光学という会社は戦時中、陸軍に光学兵器を納入していた光学メーカーである。ちなみに海軍相手だったのは日本光学(現ニコン)である。
何とか見つけたくて中古カメラ屋さんを探したりネットで検索をかけたりしてみたが、全く姿を現さない。

L21483blog
このレンズが生まれた当時は20ミリという焦点距離は超広角レンズの扱いであったはずで、当然のことながらそのような特殊なレンズは生産本数が少なかったであろうから希少価値が出て高価になってしまう。
とにかく出会えないまま数年たったある日、ネットオークションを眺めていてイスからこけそうになった、
「出た」。
出品されていたのである、とうとう巡り合った。逃すわけには行かない、手順をよく見てすかさず入札。
締め切りまでの数日間は気が気でなかったが、他に入札者が無く、無事競り落とすことができた。
届いたレンズは思っていたよりずっとコンディションがよく、専用フードにフィルターも付いていた。その頃トプコンREスーパーという一眼レフを持っていたのでさっそく付けて試写。
その後カメラボディはよそへ嫁いで行ったが、レンズはマウントアダプタを使ってEOSに着けて楽しんでいる。

L21477blog

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2013年8月 4日 (日)

グレート大衆酒場1

「おばちゃん、とりあえずビール」。
席に座るのももどかしく、まずはこの言葉から酒場時間が始まる。
うだるような暑さ。仕事の後、まっすぐ帰ってひと風呂浴びて飲むビールの旨さも充分に分かってはいるのだけれど、大衆酒場の暖簾の向こうに広がる、呑み助のための聖地を思うと、どうしても巡礼をすませないとイケナイ気分になってしまうのだ。
まずは、席に着くと、巫女さんならぬ仲居のおばちゃんによって「どんっ」と置かれた中ジョッキ。
泡まで旨いこの御神酒をいただきながら、目は壁のお品書きをさまよう。
「え〜と、やっこしてくれる。それと今日は何があんの?」お品書きの定番もにらみつつ、今日のオススメ、旬の味覚も巡礼者として押さえておかなくてはならない。
「ちょっと作ってみてんけど」。
店のおばちゃんのこの言葉は、「おまえとこのヨメはこんな気の利いたモン作ってくれへんやろ。絶対旨いから食うとけ。」という神の言葉だと思って注文しなくてはならない。まず間違いなく旨いのだ。
大衆酒場のおばちゃんというのは、それだけで、ひとつのキャラクターである。毎夜どうしようもない飲み助(巡礼者)を相手に百戦錬磨の強者でなければ勤まらない。
自分より年輩の客にお尻をなでられてもセクハラなどと騒いだりせず、
「今の勘定に付けとくわ。ハイ百万円。」とクールに返す。
「おばちゃん、歳ナンボや?」
「ハタチを三回目!ぴちぴちギャルが三人おる思といて、えっ三人に見えへんか?飲み方が足らんのちゃう。」と、さりげなくおかわりを促す。
以前、とある串カツ屋で、業務用一升瓶入り赤ワインをボジョレーヌーボーだと言い張って飲ませていたおばちゃんがいた。
「ウチでは新品ワインは全部ボジョレーヌーボーや、あんた酒飲みのくせにそんなことも知らんのか。」
今日もおいしく呑みたいのなら、大衆酒場のおばちゃんに勝とうなどと思ってはいけない。巡礼者に口答えは許されないのである。

L14577blog 酒場は私の充電場所。以前毎日のように行っていた居酒屋、名店だったが今はもう無い。

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2013年8月 2日 (金)

一生ものの三脚と二人三脚

カメラには散々浮気をしても、三脚に浮気をする人は少ないのではないか。それぐらい三脚というのは買い換えたり買い足したりする頻度が低い。
若い頃はお金が無いので国産の某有名メーカーの「定番」といわれる三脚を使っていた。悪い三脚ではなかったし、それなりにしっかりしていたのだが、だんだん締め付けても締まらず動いてしまうようになった。
ある日、雲台の根元に付いていたメーカーのマークの入ったプレートが取れてしまい中を見ると空洞だったので驚いた。どう見ても長持ちしそうに無い安い作りだったのである。
ちょうどその頃マンフロットの三脚をよく見かけるようになって、値段も高くなかったので買い換えたのだが、これは良かった。国産メーカーの三脚のカタログを見ると、大抵雲台とセットが当たり前で売られていたのに、海外の三脚は、脚と雲台は自分で選ぶのが当たり前で、パン棒が短いタイプの雲台と組み合わせて買い、ボロボロになるまで使った。
その後、知り合いのカメラマンがいつも持っていた三脚がよさそうで、「これ、買っときゃ間違いないよ」の言葉に、清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったのがハスキー三段。
高かったし、大きかったし、重かったが、20年以上使っていまだにビクともしない、さすがプロ御用達の三脚だ。デジタル一眼レフを使う前は夜景撮影には必ず持ち歩いていた。
旅に持ち歩くにはさすがに大きすぎ、もっとコンパクトな三脚をということで買ったのがジッツォの小型三脚、これに自由雲台を付けて買ったのだが、小さくてもお値段はしっかり高かったのを覚えている。
国産でも旅行に持ち歩けるような小型のものはあったのだが、最初に使った国産三脚の印象があって、一生ものとして見た時に、選択肢から外れた、その三脚も15年になるが、ビクともしない。
ハスキーとジッツォ、三脚の中では一流品であるが、一生使うつもりなら、間違いなく安い。

L00095blog 繁華街でも堂々と三脚を立てて、道行く人の邪魔になりながら夜景撮影をしていた若造のころの写真が出てきたので掲載。

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