ワインのポジションが分からん
酒好きなので一通りなんでも飲むが、ワインだけはその良さ悪さがよく分からないままだ。
たぶんそれは私の中でのワインという酒のポジションによるのではないかと思っている。
ビールのように、仕事の後とか風呂上りの「とりあえず一杯」という役どころではないし、日本酒や焼酎のような寒い日の熱燗やお湯割り代わりにもならない。
最初に「今日はワインで」と、まずならないからいつまでたっても分からないままだ。
グルメ番組などで芸能人がワインの味わいについてコメントしているのを見ても、「ホンマに分かって、言うとんか?」と疑っている。
以前、スペインバルの店がオープンしたとき、試しに行ってみたのだが、友人と二人、何を注文すればいいのか分からず、かろうじてメニューのワイン名の前に番号が付いていたので、それを無言で指差して注文。
一緒に頼んだスパニッシュオムレツは、6Pチーズほどの大きさのものが二切れ。
「みんな、こんなんで満足しとるんか?」疑問を持ちつつ横の席を見ると、グラスをゆるゆる回しながら時々口に運び、単行本を読んでいる中年男性客が。
「気取って飲まなアカンのか?そういうもんか?」我々おっさん二人会話も弾まず、値段だけは立派なのに驚きつつ撤退。
その後ホームグラウンドで口直しをしたことは言うまでもない。
| 固定リンク | 0
「 食べる、飲む」カテゴリの記事
- 立ち飲み百景54 出入り禁止が似合う人。(2021.01.26)
- ワーストフードは、なぜうまい?(笑)(2021.01.07)
コメント