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2013年4月24日 (水)

まめだのある風景

まめだといえば言わずと知れた、タヌキの置物である。もともと日本ではタヌキは「ひょうきん者」や「愛嬌者」「人を化かす動物」として位置づけて親しみを感じていたということが絵や掛け軸などに描かれたものや、民話などに残っていることからも分かる。
「タヌキ寝入り」、「捕らぬタヌキの皮算用」などのことわざもいまだに残っている。それぐらいタヌキは身近にたくさんいた親しみやすい動物だったのだろう。
灘の造り酒屋では、酒蔵にタヌキが住みついていないといい酒ができないという言い伝えがあるそうだ。タヌキが住みつくぐらいの歴史がないとダメだという意味らしいが、その清酒を庶民も口にできるようになったのが江戸時代初期だそうで、徳利を持って酒屋に行き、樽から注いでもらって買っていたらしい。使い走りは子供の役で、その酒買い小僧スタイルをタヌキに置き換えたものがまめだの原型になっているという。
古いわらべ唄に「雨のしょぼしょぼ降る晩は、豆狸(まめだ)が徳利持って酒買いに」というのがあるが、まさしく置物のまめだの姿と同じである。
今でこそ信楽焼のものが有名であるが、その他の焼き物の産地でも古くからタヌキの焼き物はあったそうだ。信楽焼のものが全国的に広まったのは昭和時代に入ってからだそうだ。
幸運を呼ぶ縁起物として、「他を抜く」という意味から商売繁盛の置物としてまめだは飾られている。
しかし、せっかくのまめだもいらなくなると捨てにくいのか、隅っこの方に置き去りにされているのを見かけることが多い。街歩きをしているとそういうまめだによく出くわすのだ。見つけるたびに写真に撮っていたら、それなりにまめだコレクションがたまってしまった。
掲載写真はとある居酒屋のショーウインドーで見かけた晩酌するまめだ。

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