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2013年4月

2013年4月30日 (火)

モノクロ病

写真をやっている人が、かなり高い確率でかかる病気がある。過去にこれに対する免疫のない人が、この病に冒された場合、自分の写真がいきなりゲージツになったという錯覚を起こしてしまう危険があり、そのまま深みにはまるおそれがある。その病の名は「モノクロ病」。
ず~っとモノクロ一筋、もしくは、これが大半という人はこの病気にはかからない。というよりすでにそういう体質の人なので関係がない。
かかりやすいのは、写真は同時プリントしか知らないという人や、カラーでしか撮ったことがないというモノクロ免疫のない人。たまたまタダ券をもらったので見に行った写真展なんかで、モノクロ写真の美しさに衝撃を受けてしまい、急に発病する。写真をあまりよく知らない人なら、勢いで写真専門学校の一日体験入学(暗室作業含む)に申し込んでしまうかもしれない。(オイオイ)
そこそこ写歴のある人なら、まずモノクロの入門書なんぞを買って読み、その後ヨドバシで暗室用品一式を、ボーナス払いで買ってしまうかも。(ナイナイ)
免疫があるのにかかりやすい人というのは、写真を始めた頃、押入を暗室にしてチマチマとモノクロ現像や焼き付けをやっていたというような人(私だ私)。
自分の写真の始まりがモノクロで、その時どっぷりと病原菌に感染しているのだが、諸事情により遠のいてしまっている人は、潜伏期間中の病原菌と抗体のバランスが崩れたときに突然発病したりする。
コトがモノクロ写真だけに自分の気持ちにも白黒をつけなくてはと思い、いろいろとモノクロ写真を始める理由を考えるのである。純粋にモノクロの濃淡だけで、写真を定着させたい。色彩があふれるこの世のすべてのものを単色の諧調だけに置き換えたときに見えてくるものを追及してみたい。などと大義名分をつけだしたらもう重傷である。
こういう人は、なまじ暗室作業の醍醐味を知っているだけに始末が悪い、やたら本格的に走ってしまうおそれがある。思いこんだら家族の反対何のその、自宅の増改築をしてまで暗室を作ってしまう人もいるかも。(ナイナイ)
ゆえにモノクロ病は恐ろしい。魔力的な魅力がある。私は暗室をもつ余裕はないが(ヨカッタ)デジタルな暗室なら持っている。アナログな暗室ほどの醍醐味はないにせよ、今の自分には十分な「今時な暗室」である。
フィルム現像なら暗室はいらないので、以前使っていた道具を引っ張り出せばすぐにでも始められるが、もっと簡単に楽しむためにカラーネガフィルムと同じ現像に出せるモノクロフィルム(イルフォードXP2スーパー、コダックBW400CN)を使って楽しんでいる。
撮った後はフィルムスキャナでデジタル化し、デジタル暗室で仕上げるわけだ。
そんなまどろっこしいことをしなくても、最初からデジタルカメラの設定をモノクロにして撮ればと言う声も聞こえそうだが、チッチッチッ違うんだな~これが。仕上がったネガをライトテーブルで見ながらどういう写真に仕上げるか作戦を練るのが楽しいのだ。

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2013年4月29日 (月)

ハーフでワイドならコレ リコーキャディ

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オリンパスペンシリーズの中で、PEN Wという機種がある。25ミリの広角レンズが付いて、プロのサブカメラやハイアマチュア向けとして売り出されたそうで、レンズの良さと生産台数が少ないせいもあり中古価格はバカ高い、コレクターやマニア向けのカメラといっていいだろう。
25ミリの広角といっても35ミリ換算すると約36ミリなので、そんなに大騒ぎするほどの広角レンズでもないのだが。
ハーフサイズカメラで広角を純粋に楽しみたいのなら、交換レンズの揃った一眼レフのオリンパスペンFか、フジカミニ、リコーオートハーフ、リコーキャディが思いつく。
その中でリコーオーハーフの人気の陰に隠れて目立たないが同じ焦点距離の25ミリF2.8レンズが付いたリコーキャディを今回取り上げてみた。
レンズのシャープさなら負けてはいない。見た目のデザインもとてもシンプルで、ちょっとレトロ感もあって悪くない。露出計が壊れているものが多いのが難点だがシャッターや絞りと連動しているわけではなく、いちいち値を読み取って、レンズの指標に当てはめてやらないといけないので使いやすいわけでもないし、単体露出計を持っているのなら完全マニュアルで使うほうがはるかに使いやすい。露出計が壊れている分中古価格も悲しいぐらい安いのが多いが。
後から出たオートハーフシリーズに押されて地味な日陰のカメラになってしまったが、ハーフサイズで、きちんとマニュアル露出で広角の写真を撮るのなら、断然リコーキャディーがおすすめだ。

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2013年4月28日 (日)

乗り放題チケットで街を楽しむ

ゴールデンウイークなんて全然縁のない生活をしているのだが、この季節にありがたいことがある。それは鉄道各社から発売される、乗り放題チケットである。
特に関西は私鉄各社が地下鉄やバスを巻き込んで、スルッとKANSAIなるネットワークを結んでいるので、春先や秋の行楽シーズンになると色々な所を巡る乗り放題チケットを発売してくれるのだ。
街歩きにこれを利用しない手はない。特に運賃が高めの電鉄会社の路線を重点的に乗り回せば、あっという間に元など取れてしまうのである。
各駅停車で、一駅ごとに降りながら街を徘徊して、行ける所まで行ったら特急電車でさっと帰ってくることもできる。目的地まで行ったら、帰りは違う電車で乗り継ぎを楽しむのもアリだ。ま、電車乗り倒しは鉄道マニアにお任せするが、知らない街や降りたことのない駅というのは魅力的なのである。
日頃から目星を付けてネットなどで下調べをしておくと更によい。建築物や古い遊郭跡などにも興味があるので、同じ様なものに興味がある人がやっているホームページなどに行くと、写真入りで詳しくでていたりする。ついでに旨い店の情報なんかもでていることが多い。
調べた資料を持って、電車の中で地図を見ながら街歩きの作戦を練るのである。街の輪郭を知るのにポケットサイズの地図も欠かせない。車窓からの景色も結構重要である。特に高架の線路だと、高い所から街全体が見渡せるので、面白い看板や、商店街のアーケードの屋根など、目をひくものがよく見えるし、日射しの当たり具合などが分かりやすく、突発的に次の駅で飛び降りて街歩きなんてこともしばしばある。
とりあえず降りて歩いてみるわけであるが、思いのほかさまよえる街のこともあれば、キチンと整備されて面白みも何もない街だったりする。
ハズレの時はさっさと次の駅へ移動してしまえばいい、何しろ乗り放題チケットなのである。乗り倒してナンボ、動き回ってナンボなのだ。

L16454blog 2004年春、スルッとKANSAI 3Daysチケットで行けるとこまで行ったるで~と滋賀県大津市まで行ったときの写真。商店街で素晴らしいマーケット発見、「食料百貨」の文字が風格を感じさせる。

L16473blog 同じく大津、電車道沿いに「でんしゃ道」というスナックを見つけたので撮っていたら電車が来た。

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2013年4月27日 (土)

全部入り1800円のBeauty SuperⅡ

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なかなかこういうジャンクカメラは珍しいのではないか。元箱、革ケース、レンズキャップにフィルター一式がそろったまんまでジャンクワゴンに鎮座していた。
最初、箱だけが置かれていると思ったのだが、持ち上げてみると重い。
あれっと思いつつ開けてみると一式そろっていて1800円の札が付いていた。コレクターではないので元箱は別に要らないのだが、今までに使ったことのないカメラだったので、動作確認。
トップカバーにへこみと亀裂があって、シャッターはスローが開きっぱなしになり、ピントリングは、油が固まってほとんど動かなくなっていた。だが、ファインダーは生きていて、何とかなりそうだったのでお持ち帰り。
太陽光機というメーカーのカメラで1958(昭和33年)発売。このメーカーは1957年に社名をビューティーカメラに変更していて1963年までカメラを作っていた。
トップカバーのへこみはたたき出して直したが、亀裂はどうにもならないので目立たないようにし、シャッターは洗浄したら動くようになった。ピントリングの油はベンジンで溶かし、グリスとミシン油で回るようにした。
何とか直ったのでさっそく試し撮り。意外と使いやすいカメラで写りもそこそこよく写る。
今は無きメーカーのカメラなので、大事にしたいと思う。

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栄町や海岸通には若い人のおしゃれなお店が多いのでよく散歩する。これはデニム屋さんらしい。カッコいい店構えである。この日はあえて絞り開放で撮り歩いて見た。写りは悪くないと思うがいかがですか。

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2013年4月26日 (金)

喫茶店の思い出1

喫茶店にはよく行った。学生の頃は友人と喫茶店でくだらないおしゃべりで時間をつぶすというのが楽しく、金も無かったのでコーヒー一杯で何時間も粘ったものだったが、年配のおばちゃんが一人でやっているような喫茶店だと、コーヒーの後になぜか日本茶を出してくれた。
あれもひとつのサービスなのだろうが、今でもカメラ片手の街歩きの途中に入った喫茶店で、コーヒーの後に日本茶がでてくると何だかうれしい気分になる。
日本の都道府県で一番喫茶店の数が多いのは大阪府だそうだ、理由は阪神タイガースファンが多いからだという。
甲子園に応援に行くのに普通の会社勤めをしていたのでは行けないから自由のきく喫茶店でもやって、店はおかあちゃんに任して、おとうちゃんは応援に明け暮れるというわけだ。
ホンマかいなと疑ってしまうハナシだが、確かに大阪の喫茶店でタイガースグッズや選手のサインなんかを飾っている店は多いのであながちウソではないのかもしれない。
喫茶店といえば、昼休みによく行っていた喫茶店のことを思い出した。
家族でやっているごく普通の下町の喫茶店で、いつもいるおばちゃんが買い物に出ていて、じいちゃんがひとり店番をしていた時のこと。そこに突然どでかいゴキブリが出現、スリッパか新聞を丸めたもので叩き殺せばいいところを、ゴキブリはまるでじいちゃんをあざ笑うかのように身長より高いとこらへんの壁をスルスルと歩き回る。
奥に一旦引っ込んだじいちゃん、何を思ったか殺虫スプレーを持ってきて、気でも狂ったのか、まわりのお茶を飲みに来ている客たちにお構いなしに撒き始めた。
店の中は大騒ぎである。みんなコーヒーカップやお皿を持って表に飛び出してしまったのだが、じいちゃんにはもはやゴキブリの姿しか目に入らないらしく血相変えてスプレーを撒き続けていた。
丁度そこにおばちゃんが帰ってきてじいちゃんはこっぴどく怒られてしまったのであったが、結局ゴキブリを捕まえられなかったじいちゃんは店の隅でいじけてしまった。
「スミマセンねぇ」と謝りながらもおばちゃんはしっかりしていて、その時のコーヒー代をまけてはくれなかったのである。

L13764blog 昨年11月25日、63年の歴史に幕を下ろした広島駅前の喫茶店パール。外観も渋いが、店内も渋かった。若い頃、18切符で旅をしていたときに立ち寄ったのがきっかけで、広島に行くと必ずここで一休み。バターロールにゆで卵の輪切りが鈴なりのサンドイッチが好きでした。

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2013年4月25日 (木)

ましかく写真を楽しむ(35ミリ編)

中判編の時はカメラも選び放題で、入門にはもってこいだと書いたが、残念ながら35ミリフィルムを使うとなると、そう簡単にましかく写真を楽しめないのが実状だ。
どうしても35ミリフィルムでということになると、カメラを見つける根気と運、資金力もいる。
唯一どこでも買えるトイカメラのダイアナミニならましかくもハーフサイズも両方楽しめるが所詮トイカメラである、あの写りが好きになれないし、トイカメラ自体をカメラとして評価していないので私の場合、選択肢に入らないのだ。
きちんとしたカメラで探すとなると、国産カメラならマミヤスケッチが唯一無二の存在だが、なにぶん個体数が少ないのでなかなかお目にかかれない、見つかったとしても強気な値段に躊躇してしまうだろう。
ただアブナイのは、中古カメラ屋さんでうっかり遭遇して見せてもらうと、冷静な思考が停止状態になってしまうチャーミングさがある。
気が付けば「取り置き」もしくは銀行ATMへダッシュしている自分に気が付くかもしれない。
とにかく見つからないのだ、二度と出会えないかもしれない危機感が感覚を麻痺させること請け合いの可愛いい「ましかくちゃん」である、くわばら、くわばら。(笑)
国産でもう一つ、ミノルタ24ラピッドというカメラがあるが、ラピッドシステムという特殊なフィルム装填なので白黒フィルムの自家現像をしている人でないと使えないと思う。
暗室で専用カートリッジに35ミリフイルムを詰め替えなくてはならないからだ。ま、このカメラもほとんどお目にかかることは無いだろうが。
こうなると国産カメラ好きなどと言っていられなくて海外のカメラに目を向けざるを得ない。
選択肢は少ないとはいえ世界を探せば何とか見つかる。テナックスⅡ、タクソナ、ロボットスター1、アルティックスⅢ、メカフレックスなど。
試しにeBayで探してみるとメカフレックス以外は結構出てきたが、オークションというのは万人におすすめできるものではないので、中古カメラ屋さんで地道に探すということを前提にすると、メカフレックスはデパートの中古カメラ市でたった一度見かけただけ。珍品カメラなので、とんでもない値段でまさしくコレクターズアイテム。
アルティックスⅢは雑誌の記事とネットで見ただけ、ましかく画面から普通の36×24ミリの画面になってしまったⅢa型は見たことがあるがましかくで無くなったので興味がなかった。
テナックスⅡ、タクソナ、ロボットスター1は今まで中古カメラ屋さんで何度か見かけている。
特にタクソナはポラロイドカメラと雑貨も扱うような若い人の中古カメラ屋さんでよく見かけた。
いずれにせよ、35ミリましかく写真はマイノリティなのでなかなかカメラと出会えないし、みつかったとしても結構いい値段だったりなのが現状だ。
フィルムはいくらでも売っているのにカメラがないなんて、ましかく写真を楽しむと言っておきながら、ホント楽しめませんな。

_mg_5498blog マミヤスケッチ、ロボットスター1、テナックスⅡ、無い無いと言いながら実は去年から今年にかけてどれも見かけている。値段がちょっとお高かったので手を出さなかったが、有る所には有る。夢と希望と見つける気持ちと貯金を忘れずに。

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2013年4月24日 (水)

まめだのある風景

まめだといえば言わずと知れた、タヌキの置物である。もともと日本ではタヌキは「ひょうきん者」や「愛嬌者」「人を化かす動物」として位置づけて親しみを感じていたということが絵や掛け軸などに描かれたものや、民話などに残っていることからも分かる。
「タヌキ寝入り」、「捕らぬタヌキの皮算用」などのことわざもいまだに残っている。それぐらいタヌキは身近にたくさんいた親しみやすい動物だったのだろう。
灘の造り酒屋では、酒蔵にタヌキが住みついていないといい酒ができないという言い伝えがあるそうだ。タヌキが住みつくぐらいの歴史がないとダメだという意味らしいが、その清酒を庶民も口にできるようになったのが江戸時代初期だそうで、徳利を持って酒屋に行き、樽から注いでもらって買っていたらしい。使い走りは子供の役で、その酒買い小僧スタイルをタヌキに置き換えたものがまめだの原型になっているという。
古いわらべ唄に「雨のしょぼしょぼ降る晩は、豆狸(まめだ)が徳利持って酒買いに」というのがあるが、まさしく置物のまめだの姿と同じである。
今でこそ信楽焼のものが有名であるが、その他の焼き物の産地でも古くからタヌキの焼き物はあったそうだ。信楽焼のものが全国的に広まったのは昭和時代に入ってからだそうだ。
幸運を呼ぶ縁起物として、「他を抜く」という意味から商売繁盛の置物としてまめだは飾られている。
しかし、せっかくのまめだもいらなくなると捨てにくいのか、隅っこの方に置き去りにされているのを見かけることが多い。街歩きをしているとそういうまめだによく出くわすのだ。見つけるたびに写真に撮っていたら、それなりにまめだコレクションがたまってしまった。
掲載写真はとある居酒屋のショーウインドーで見かけた晩酌するまめだ。

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2013年4月23日 (火)

距離計で完璧だ。

古いカメラで一眼レフと二眼レフ、距離計連動のレンジファインダーカメラはピントをファインダーを見ながら合わせられるので、少なくともピンボケ写真を撮ってしまうという失敗がない。
ところがそれ以外のカメラの場合ピント合わせが目測ということになってしまうのでハズシてしまうことが少なからずある。
そういうカメラの場合、基本的に絞り込んで撮りたいモノが被写界深度内に入るようにして撮るのだが、室内だとか夜景のような暗い状況では絞れないし、代わりにシャッタースピードを遅くすると今度は手ぶれの危険がつきまとう。
三脚を使えばいいのだろうが、街歩きの写真では機動力を優先したいので、出来ることなら使わずに済ませたいのだ。
さらに一眼レフなら造作もないことだが、一点にピントが合って後ろがぼけているような雰囲気のある写真は目測カメラでは基本的に無理だと言える。どこにピントが合っているか確認するすべがないからだ。
昔のレンズの描写には独特の味わいがあって、何とか楽しみたいというので以前ジャンクで見つけた二眼レフのレンズを外してEOS用のマウントを無理やり付ける改造をしたことがあるが、ジャンクとはいえ当然カメラは使えなくなるのでこれも善し悪しだと思う。
で、距離計の登場である。目測カメラが主流だった時代には、カメラメーカーだけでなく写真用品メーカーからも発売されていた撮影用アクセサリーである。
ワルツというメーカーの物で大量に出回ったのか中古でもたくさん見かけるし、値段も安いので行きつけの中古カメラ屋さんで見つけてきた。
最初、ホームセンターで売っている大工さんが使う赤外線やレーザーを使う距離計が流用できるのではと考えたのだがちゃんとした物は結構な値段だったので断念。
さっそくこのワルツの距離計を使ってみたのだがなかなかよろしい。
手持ちの目測カメラはすべてフィート表示なので、距離計もフィート表示の物を探したのだが今までのように頭の中でメートルに換算する必要がないのでなかなか快適だった。
現像上がりのフィルムを見てピントがきちんと合っているのに気をよくし、今まで晴れた日にしか持ち出さなかった目測カメラの出場率が上がっている今日この頃なのである。

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2013年4月22日 (月)

カナル型イヤホンで頭痛

iPod付属のイヤホンが壊れたので、新しいのをと思って知り合いのを見せてもらうと耳栓みたいな形のイヤホン。カナル型というらしい、耳の穴にフィットするので音漏れも少なくいい音だという。
ナルホドナルホドそういうものかと、せっかくだから買ってみた。イヤホンなんて買ったことがないのであれだけ種類があるとは思いませんでしたな。どれも同じように見えるのに値段はまさしくピンキリ、モノが小さいので、当然パッケージの文字も小さく、老眼鏡をかけてあれやこれや見て、安いのを購入。
箱を開けるとなんだかいろんなサイズのシリコンゴムの先っちょが付いていて耳の穴の大きさに合わせて付け替えられるようになっている。さっそく付けてフィット感を試してみたが小さいのはすぐ抜け落ちてダメ、大きいのはきつくて入らないということで真ん中サイズを選んだ。
使ってみるとなかなかハッキリとした音で快適だったのだが…、さほど音量も上げていないにも関わらず、だんだん耳の奥が痛くなってきて、そのうち頭痛がしだした。
「何じゃこれアカンやんけ」で、シリコンゴムを小さいのに付け替えて使ってみたのだが、すぐ抜け落ちるのでぐっと奥まで突っ込むとやっぱり同じように痛くなる。
逆に大きいシリコンゴムに変えてみてはどうかと試してみたが結果は同じ。根本的にカナル型イヤホンが合わないという結論になってしまった。
皆さんこんなイヤホンで快適に音楽を楽しんでおられるのが分からなくなってオジサンのような昭和な人間には向かないのだと思った。
耳栓型はダメですな。知り合いにあげてしまいました。この顛末がオジサンでイヤホンを買おうとしている方のアドバイスになれば幸いです。

090718_31a_pen_sblog 耳にチェーン、コレも痛そう。2009年、神戸元町南京町界隈、OLYMPUS-PEN Sで撮影。

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2013年4月21日 (日)

街歩きでオモシロ怖かったこと

街歩きを長年やっていると様々な惨状(笑)に出くわす。
秋口だったが粗大ゴミ捨て場で中近東風の外人二人が捨ててあったコートを奪い合って大喧嘩をしているのを見た。聞いたことのない外国語で叫びながらコートを握りしめて綱引き状態、寒さに死活問題なのは分かるが、殺し合いでも始まりそうな剣幕にちょっと怖かった。
夜中、商店街の不二家のお店の店先に立っているペコちゃんに「子供がこんな時間まで」と真剣に説教している人もいた、酔っぱらいの行動は滑稽であるが、人のことは言えないので見ない振りをして通り過ぎた。
パチンコ屋の電飾カンバンが壊れていて「パ」の文字だけ電気がついていないのも笑った、夜空にでっかく放送禁止用語が光っていた。
曲がり角の地面から人の足がニョキッと、すわ行き倒れかと思って近づいてみたら機械の下に潜り込んで修理をしている工事の人だった、足だけ出ていたのでちょっと怖いシーン。
夜の街を撮り歩いていて、ビルの入り口で、お盆を持ったでかい外人とぶつかりそうになってよく見たらギャルソンの格好をしたマネキン。薄暗くて本物の人間だと思ったのである。
その逆でパチンコ屋の入り口に立っていた八頭身のレースクイーンのマネキンにカメラを向けたらいきなりポーズをとられてビビったことも、ホンマモンの人間だったのである。
お店のオープンイベントか何かだったようだが細くて小顔でお人形さんみたいでしたな、のど飴とポケットティッシュもらいました。
古い歓楽街の路地裏で、連れ込み宿の渋い建物を見つけて撮っていたとき、なんだか視線を感じるので振り返ると暴力団の事務所と思わしき建物から強面の面々がじ~っとこちらを見ていたのでそ~っと立ち去ったことも、角を曲がってから当然駆け足。
ゴミ捨て場に生首が、バラバラ殺人かと近寄るとカットハウスで使う練習用の頭だけのマネキンが捨ててあっただけ。
関西の某有名遊郭街で平気で写真を撮ったことも、そのときは何の知識もなく、カメラを持ってうろつくなどもっての他な土地だとは露ほども知らず、撮った写真を知り合いに見せたら「命知らずやな~」。今考えるとよくもまあカメラぶら下げて歩いたものだと思うが、無知とは恐ろしいものですな。
書きながらいろいろ思い出してきましたが、本日はこの辺で、このネタはいずれまた。

Dscn1629blog コレはひどい、なんという事をと思わずカメラを向けてしまった。ある年の初詣、長田神社へ向かう途中の出来事。

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2013年4月20日 (土)

できる子なのに可愛くないKONICA C35

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ジャーニーコニカのキャッチフレーズでコンパクトカメラブームを作った名カメラである。
仕事振りはまじめそのもの、撮った写真はどれもきれい、軽くて大きさもちょうどいい、デザインも今の目で見るとちょっとレトロ感もあっておしゃれ、使い勝手はよくてホント手軽に写真が撮れる。
でも……何か腹立たしい。出来る子過ぎて腹立たしいのだ。
もっと癖があってもいいのに、それもない。個性的かといわれると、目立つ方ではない。
だったら撮った写真もそれなりかと聞かれると、写りだけは抜群に良いのだ。だから腹立たしい。軽々と仕事をやってのけ、涼しい顔をしているヤツなのである。
カメラとしての面白みに欠けるところと、たくさん作られたので、中古価格はリーズナブル、そのせいかカメラ女子系雑誌やブログに可愛らしいストラップなんぞをつけられて登場するのもますます気に食わない。もてるヤツなのである。
腹立たしいといいながら、2台持っていた。いずれもジャンク品で、買った時期は違うが、ランチ代ほどだったと思う。
何しろよく写るんでね、腹立たしいが持っていて損のないカメラであることは認めざるを得なかった。分解清掃であっさり直って、1台は友人の所へ嫁いで行ったのである。
ピントを合わせて後はカメラ任せ。それなのになんでこんなによく写るのか。
こんないいカメラがジャンクならゴミ同然の値段、救わねば。

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2013年4月19日 (金)

白黒カメラ

白黒といってもモノクローム写真の話ではない。白い(シルバー)カメラと黒い(ブラックペイント)カメラのことである。
昔はカメラは銀色のボディーに黒い革張りというのが当たり前だった。最近のデジタルカメラでもクラシックなテイストでデザインされた物に同じ様な物があってそれなりに人気があるらしいが。
初めて持ったカメラはキヤノンAE-1。シルバーボディーだったがあれが金属製でなく、プラスチックだと知ったのはかなり後だった。入学祝いに買ってもらったカメラなのだがあのシルバーの部分は金属製だとずっと思っていた。
働くようになって自分の稼ぎで買ったのがキヤノンA-1、ブラックボディのマルチAE一眼レフでカメラロボットの愛称だった。黒いボディは精悍でいい写真が撮れそうな気がしたものである。その頃のカメラはまだシルバーボディが当たり前で、ブラックボディーの物はやや割高だったところにブラックボディのA-1の登場は衝撃的だった。
その後、オートフォーカス一眼レフが当たり前になり、シルバーボディのカメラはどんどん無くなっていったような気がする。
カメラを黒くするのは報道関係者から始まったのではないか。カメラが目立つと仕事に支障を来すのでカスタムメイドで黒塗りにしたのが始まりだったと何かで読んだことがある。
その後カメラのボディは金属ではなくエンジニアリングプラスチックに変わっていって黒いボディが当たり前になってしまった。
今、フィルムカメラを使う若い人たちが増えているようだ。休日トアウエストや海岸通辺りで写真を撮り歩いていると、70年代、80年代の一眼レフを首から下げたカップルをよく見かける。
ブラックボディのデジタル一眼レフが当たり前の中で、シルバーボディのフィルム一眼レフカメラは逆にレトロ感があってカッコいいのだろう、お洒落なストラップを付けてファッション感覚で持ち歩いているようだ。
黒いボディにあこがれたオジサンとシルバーの白いボディを面白がる若者とどちらもカメラ好きに変わりはないのだけれど。

Fujica_mini_001blog ブラックボディにシルバーの貼革という異端児カメラフジカミニ。ハーフサイズで一番小さいカメラだと思う。

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2013年4月18日 (木)

オトナになったら買ってやる。NewF-1

小さな頃、親にモノをねだると、オトナになって働いてお金持ちになってから自分で買いなさいとよく言われた。
そうか、オトナになったら買ってもいいのかと思い続けた少年がオトナになって買ったもの、チロルチョコを箱で。いわゆる「大人買い」というヤツですな。チョコレートは大好きなので、自分で稼ぐようになって好きなだけ買って食べた。
他にパルナスのピロシキ、ユーハイムのバームクーヘン、コスモポリタンのチョコレート。洋食屋さんやカウンターだけの寿司屋に一人で行くこと。なんか食べ物ばかりなのが情けないが、食べ物以外ではステレオやラジコンなど。誰にも文句を言われずに自分の稼ぎで買えるのがオトナな感覚だったのである。
カメラもそうだ。買えないのでカタログばかりもらってきて眺めていた。そうして働くようになって自分でカメラを買えるようになっても手が出なかったカメラがある、それがキヤノンNewF-1。
初代のF-1の発売が1971年、完全プロ仕様で「向こう10年間は後継機を出さない」と言っていたのだが、約束通り10年後の1981年、後継機NewF-1は登場した、まさしく憧れであったが、働き出して数年目、まだ安月給でとても買えるものではなかったのである。プロ仕様というステータスもあっておいそれと近寄れないオーラのあるカメラだった。
いつかはと思いながら、そのときの自分の収入で何とか買えるカメラということでA-1と24mmレンズを買った。今思えば正しい選択だったと思う、身の丈には合っていた。A-1で撮ることの面白さを知りその後T90を買い足しカメラへの憧れより撮影そのものにのめり込んでいった。
その後時代はオートフォーカス全盛となり、EOSに乗り換え機材を揃えていき最終的にフラッグシップ機のEOS-1Nに行き着いた。NewF-1は憧れのまま記憶の彼方に消えていったのである。
時代はフィルムからデジタルへと雪崩のように様変わりしつつある頃、行きつけの中古カメラ屋さんのショーウインドーにNewF-1があった。
びっくりするぐらいきれいな状態で、ほとんど使われていないのはすぐ分かったので冷やかし半分見せてもらったのである。デジタルに押され、フィルムカメラの値段がどんどん下がっていたこともあって、往年のフラッグシップ機としてはちょっと悲しくなるような値段が背中を押してしまい気が付くとカバンの中に包みがあった。
帰ってさっそくレンズを付けて使ってみた、憧れが今ずっしりと手の中にある幸せを噛みしめつつ、それから毎日持ち歩いた。
バッシャンという独特のシャッター音に酔いしれつつ、プロ仕様のカメラがどういう物かよく分かったのである。
あのころの憧れはオトナになってから長い遠回りの後現実になった。

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このブログのタイトルバナーにもNewF-1を登場させている。私にとって世界一カッコいい一眼レフカメラである。当時A-1と一緒に買ったFD24mmF2.8をつけて。花形のレンズフードもつけたかったがあまりにボロボロでお見せできるシロモノでないので外して撮影。

020713_27_a4blog 神戸三宮、カラーネガ現像できるモノクロフィルムで撮ったもの。自家現像はもうずいぶん前にやらなくなったのだが、たまにモノクロが使いたいときにはこのタイプのフィルムで撮っている。

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2013年4月17日 (水)

良く写るってついつい言うね。

カメラ好きの会話によく出てくる言葉で「良く写る」というのがある。
「このカメラ良く写るね」とか「良く写るいいレンズです」など。これがどうにも抽象的で、漠然としていて何をもってして「良く写る」のかが分かりづらいのに、ついつい使ってしまうなんとも便利な言葉なのである。
私なりの感覚で言うと、仕上がった写真を見たときの第一印象で、何がどうと言うのではない、シャープさや色合いや、そこにある空気感とかが、じっくり見なくてもパッと見た瞬間、写真から伝わってくる感じとでもいえばいいのだろうか、すごく瞬間的な感覚なのだけれども。
「このカメラ良く写りますよ」と言われれば、そういうものが表現できているカメラ、思った以上に好ましい写り具合のカメラという意味だ。
例えばネットのレビュー記事では酷評なのに使ってみると自分好みの描写だったり、使い勝手がよかったりといった「期待以上」の場合とか、中古カメラでやっと巡り会ったものの、ややコンディションに難ありの品がちゃんと使えたときの「ハズレじゃないカメラでよかった」という気持ちの現れも含まれている。
期待してなかったカメラで思った以上によく撮れていたときにもよく使う、
「こいつね、意外と良く写るんですよ」。

120707_19a_mimysblog そういえばヤシカのハーフサイズカメラって持ってなかったよな。で、ジャンクワゴンに転がっていたのを救出したヤシカ ミミィS。メーター不動、貼革ボロボロ、レンズ汚れ、巻上げ硬い。エエとこ無しなカメラ。期待せず撮ってみたらこの写り、元町商店街のこうべまちづくり会館壁面に空の雲が写り込んで抽象画のようだった。

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2013年4月16日 (火)

ペトリカラー35で始まった

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ハーフサイズと中判カメラの話が多いこのブログだが、35ミリカメラもたくさん使っているので、今回はその中からペトリカラー35を取り上げたい。35ミリの中で一番最初に登場させたかったカメラである。
1966年に発表されたローライ35はハーフサイズのオリンパスペンより小さいのに35ミリフルサイズのカメラだった。その小ささが日本のカメラ業界に少なからず影響を与えたのは言うまでもない。ハーフサイズカメラは終焉へとむかい、代わりに35ミリコンパクトカメラの流行へと時代が変わっていった。
ローライ35はカメラのコンパクト化を追求する余り、それまでのカメラとはおよそかけ離れた操作を強いられるカメラでもあった。
今回取り上げたペトリカラー35は操作性を犠牲にすることなく、むしろ使い勝手使い易くコンパクトにまとまっているカメラで、手にするとその精密感がいい写真が撮れそうな気分にしてくれる。
小さくするためなら何でもありなローライ35に対する日本のカメラメーカーの答えといってもいいのではないか。
ペトリカラー35との出会いは、中古カメラなどに全く興味がなかった頃、たまたま入った写真屋さんの中古コーナーで目が合ってしまったのがきっかけだ。ペトリという名前は知っていたが個性的な一眼レフのメーカーぐらいの知識しか無く、こんな小さなカメラを作っていたとは思わなかった。
小さなボディーにシャッターダイヤルと絞りダイヤルが分かり易く付いているのが気に入って見せてもらったのだが、小さいのに35ミリカメラと聞いてサブカメラにしようと衝動買いしてしまったのである。
その頃は一眼レフでビシっとピント合わせをするのが当たり前だったので、マークか目測でピント合わせをするのが何とも心許なかったが、仕上がりを見てその写りの良さに驚いた。
ただでさえコンパクトなのに、しまうときにレンズがわずかだが沈胴してさらにコンパクトになるのも気に入ってしまい、いつもカメラバッグに放り込んでいた。
スムーズな巻き上げ、使いやすいダイヤル、完全マニュアルで使えることも自分にぴったりだったのである。
35ミリで邪魔にならない小さいヤツを持って出かけたいときには出場率ナンバーワンの頼れるカメラである。1968年発売、栗林写真工業株式会社製。
中古カメラ屋さんで探すと全然無い店と、そこそこの台数を展示してある店と極端な気がする、レンズの前玉に擦り傷があるのが多いのであまりひどいのはパスした方がいい。
カメラ背面のダイヤルを回してレンズを繰り出す凝った仕組みなのでこのダイヤルがスムーズに動く物を。
内蔵露出計はアルカリボタン電池LR44が使える。ただし、当時の水銀電池と電圧が少し違うのでメーター表示がオーバー目になる可能性がある、ネガフィルムなら全然大丈夫だろう、ダメでもマニュアル露出で使えるので単体露出計を持っていれば大丈夫だ。

090214_16_petriblog 大阪で見かけたお洒落な花屋さん、40ミリのレンズの距離感がちょうどいい。カメラ好きの間ではローライ35よりも評価が高かったりする名カメラである。   

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2013年4月15日 (月)

厳しい時代のダメ酒場列伝

酒飲みになってしまってから一体何軒の酒場で酒を飲んだのだろうか。
数えたことがないので分からないが、相当な数であることだけは確かだ。
グルメ系ブログで、よくもまあそれだけお店をご存知ですねとコメントをつけたくなるぐらいイロイロなお店を網羅しておられるのを見かけるが、行ったお店の数なら私はそんなに多くないと思う、気に入った店に何度も通ってしまう方なのでね。
酒場と酒飲みの間には、相性問題というのがあって、Aさんが「いい店だ」といってもBさんにしてみれば最低な店ということもある。その逆のパターンもあるのだし、お店の名前をあげつらって良し悪しを言うことはしたくないが、今迄でどうにも勘弁して欲しいダメ酒場は確かにあった。
そのひとつに、せかされる店。飲んでいる最中なのに次の注文を何度も催促してくる。
オマケにまだ入っているグラスを下げようとまでする。「これが無くなったら呼ぶから」と言ってもしばらくすると、当店自慢の地酒メニューなんぞを持ってやってくる。
落ち着いて飲んでいられない。そのくせ頼んだ料理はなかなか出てこないのだ。酒の回転率を上げたいのだろうが勘弁して欲しい。

客を無理やり帰らせる店。自分がサッサと帰りたいのは分かるが、まだ閉店まで時間があるうちから、あからさまに片付けを始めるのはどういうことか。料理を頼むと「もう火を落としましたんで」と涼しい顔、もう頼むからず~っと閉店していておくれ。

若い人のやっているお店で多かったのは店員が、お客として来ている友達とずっとしゃべっていて、注文が全然来ない店。お客をバカにしているとしか思えない無神経ぶり。
友達と盛り上がってる場合か?学園祭の模擬店やってんやないんやで、若いの。
でもこの手の店は酒飲みの見切りも早いので短命ですな。で、つぶれた後また似たような店ができてダメになってまた似たようなのが…。

酔った常連客がカウンターの中でいっしょになって飲んでいる店、店とお客がボーダーレス。フレンドリーというより迷惑、店主もいっしょになって飲んでどうすんの?最低限の線引きはしていただきたい。
ちなみにお勘定をしてもらうときによく言う「お愛想してくれる?」という言葉を調べていたら、本来はお店から客に「愛想がなくてすみません」という意味で使っていた言葉だそうである。
客が使うと「こんな店に愛想が尽きたので清算してくれんかね」という意味になるそうだ。
そうか、皆さんこれからはダメ酒場では大きな声で言いましょう、
「お愛想してくれる?」。

L14129blog 名前がなんとも頼もしいプロ酒場、姫路駅前の商店街路地にて。

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2013年4月14日 (日)

中判ましかく、リバーサルフィルムのススメ2

実際のところ、中判カメラでリバーサルフィルムを使ってましかく写真を楽しむ場合、費用はいくらぐらいかかるのか、私の場合を例に書いてみたい。
使用フィルムは富士フィルムが発売しているフジクロームベルビア100の120フィルム5本パックをいつも使う。以前は1本売りがあったのだが、今は5本パックでしか売っていないのでそれを何パックかまとめ買いしている、結構使うのでネ。
いつも行くなじみの店で1パック2,690円、1本当たり538円(ヨドバシだともう少し安いようだ)、現像代は1本につき600円(ネットで調べると870円というところが結構あった、ちと高い気がするが。)なので合わせて1,138円と大体立ち飲み一回分。

120310bronica_10blog 舞子ビラから海側を撮った写真。窓ガラス越しなので室内が写りこんでしまったがなかなかオモシロイ景色だった。カメラは19,800円で見つけてしまったゼンザブロニカS2という一眼レフ。レンズ不調で激安だった品、レンズ交換のできる一眼レフなのだから、ボディーだけを売ればいいのに、店のおじさん壊れたレンズだけ残るのはイヤだからとセット売りしていたのをありがたく購入。この場合壊れたレンズにオマケでボディーが付いてきたと考えるべきかもしれない。

使うカメラはなぜかたくさん増えてしまった1940~60年代のスプリングカメラと二眼レフをメインに一眼レフも使う。
ジャンクカメラを買ってきて自分で修理も楽しいが、一般におすすめできることではないので、ちゃんとした店できちんと使える中古カメラを買うことを前提とすると、大体1万円ぐらいまでで見つけてきて買っている。
高かったので2万円、これは一眼レフだったので相場からいくとかなりお安いということになる。一番安かったので3000円のスプリングカメラ。
当時の大衆向けに売られたカメラはたくさん出回ったため中古でも安く、とりあえず中判カメラ入門にはもってこいだと思う。
確かに凝った機能を搭載した高級機種と比べれば見劣りはするが、仕組みが単純な分壊れにくいというのもある。
高級カメラでないと撮れない写真なんてこの世に無いのだから、その手のカメラはマニアやコレクターの方々に任せて、オートなど何もないシンプルなカメラでじっくり写真を撮ることを楽しんでみてはいかがか。
シャッターも絞りもピント合わせも、フィルムの巻き上げだってカメラは何もしてくれない。
全部自分でやらなくては何も写らないカメラでゆっくりじっくり撮影を楽しんで、お気に入りの一枚が撮れたときの感動はひとしおだ。

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2013年4月13日 (土)

中判ましかく、リバーサルフィルムのススメ1

長年の写真カメラファンの方には信じられないことだろうが、フィルムカメラで撮影した後に裏ぶたを平気で開けてしまった若い人がいたそうだ。フィルムを光に当ててはいけないということさえ知らない人たちがすでに現れてきている。
同じくフィルムカメラで感度を変えながら撮った人もいた。「フィルムは途中で感度変えたらアカンで」とアドバイスしても理屈が分かってないから不思議そうな顔をしている。
もはやデジタルカメラのしきたりが彼らのカメラを使う基準になってしまっているということだ。
フィルムを全く使ったことが無い、もしくは知らないという世代が当然ながら徐々に増えている。彼らにとっては写真はデジタルなデータでしかない、手で触れるフィルムが写真だった我々世代とは違うのだ。
更に悪いことに、フィルムに対する執着が無い。「フィルムでないと出ない色があるねん。」などと言ってしがみ付いているおじさんとは違って、そういうこだわりが無いから「楽で、カンタンで、キレイならどっちでもOK」なのだ、さらにデジタルならいろんなことができて、コストは電気代しか掛からないというのも大きい。
生まれたときからずっと不況でしかなかったこの国で育った彼らは、お金の掛かることには振り向いてもくれない。すなわち、もはや完全にフィルム不利な状況。
だが、この先フィルムを使う人を増やすのなら彼らを攻略するしか手は無いと思う。
人生の折り返し地点を過ぎたおじさんがこの先使うフィルム量なんて、たかが知れているからだ。

110625_1_mamiya6_automat_05blog 2011年 ハーバーランド、マミヤ6オートマットで撮影

以前、撮ったフィルムを若い人に見せたところ、中判で撮ったリバーサルの仕上がりに激しく食いついてきてくれたことがある。とても新鮮だったようだ。窓際にかざして「キレイですね~」を連発していた。
写真はパソコンや、タブレット、スマートフォンの画面で見るものだった彼には、6×6センチサイズに閉じ込められた景色が自分の手の中にあるということも含めてフィルムが新鮮だったようだ。
ならば、リバーサル(スライド)フィルムで、中判写真を楽しむというのはどうだろうか。リバーサルならネガと違いそのままで鑑賞できるし、中判ならフィルムサイズが大きいので、充分見られる。
何しろプリクラやケータイ画面より大きいのだから、プリントはしなくても充分楽しめると思う。
フォーマットは6×6センチの正方形をオススメしたい、タテもヨコも無いましかく写真はカメラの構え方も一定だし、120フィルムで12枚、一回の撮影にちょうどいい使い切りサイズだ。しかも手頃な価格の中古カメラがたくさんある。
中判でましかく写真を楽しんでいただきたいと思っているので、具体的なことは次回で。(続く)

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2013年4月12日 (金)

出会いはいつも突然に

クラシックカメラは、すでに生産が終わったもう二度と作られることの無いものなので、現行品のようにカメラ屋さんに行けば置いているわけでもないし、取り寄せるわけにも行かない。地道に自分で探すしか手は無いのだが、実はこれが楽しいのだ。
まず見つからないだろうとあきらめていたものがひょっこり、それも微妙な価格で見つかったり、たまたま覗いたお店で何台も並んでいたり。ノーマークの店で一式出てきて慌てたりしたこともあった。
そうそう行けないような旅先の店で出会ってしまって、買うべきか止めるべきか、もう来ることが無いかもしれないし、と悩みだし観光地めぐりは完全に上の空、心ちりぢり、お土産を買うのも忘れてしまったり。
限りある軍資金を有効に使いたいのは山々だが、突然の出会いは、思考を停止させてしまう。
「買っとかないと」
悪魔のささやきが支配する。
「いったい何台買ったら気が済むねん」
冷静な私がそれに抗う。
この場合、買わずに帰ったら、その後何年も後悔という名の小骨が心に引っかかり続けるのだが、買ってしまっての後悔は不思議なことになぜか無い。
手の中に光り輝くお宝を眺めつつ「またやってしまった」充実感がなぜか嬉しい。

L15945blog 中古カメラ屋さんの前ではいつもこの気持ちで。

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2013年4月11日 (木)

ポメラDM100を改造する

純粋に文章を打つのにこれほど最適な電子ガジェットはないのだが、気に入らないところも多々あるのがこのポメラDM100。
バックアップ用のボタン電池が容量があるにも関わらず交換の点滅サインが出るのは完全に製品の欠陥。
いろいろ対策方法がユーザーによってネットでアップされているが、どれも一長一短で決定打がないのは結果的に諦めるしかないということだ。もう少しじっくり考えて製品化して欲しかったと思う。
あと意味不明のストラップホール。ストラップを付けたとしても専用ケースを使うのならストラップがじゃまになるだけでケースからの出し入れがしにくくなるのでこれは完全に不要。まさしくポメラDM100の盲腸と言ってしまっていいだろう。
この出っ張りのおかげでカバンからの出し入れがしにくくなっている。デザイン上のアクセントなど誰もこの道具に求めていないと思うのだが。
文章をキーボードでガンガン打ちたい者にとって必要なところにお金をかけるのなら納得するが、邪魔、無駄、無意味なものは必要ないのだ。
で、出来る限るの改造をしてしまうことにした。まずストラップホールを切り取ることに。
ネットでイロイロ調べてみると内部を開けた写真が出てきたのでそれを参考にして作戦を立て、裏側からボディーの膨らみに沿って切り取ってもヒンジ金具に引っかからないと判断し、のこぎりで切断。

Dm100kaizo_001blog
残った出っ張りも同じくボディ側面に沿って切断し、ヤスリで断面を整える。本当なら開いてしまった穴もきちんとプラ材などで塞ぎ、きれいな仕上げにするところだが、そこまでの気持ちが無いというか、道具として使えればそれで良いとしか思ってないので後日黒いテープでも貼って完了とする。

Dm100kaizo_005blog
次に液晶パネルが開けにくいので、指がかかるくぼみを作る。これはひたすらヤスリで削り取っていくだけの地道な作業。
いざやってみると、結構削れる。しっかり指がかかる位まで深く削ってしまった。さらに高級感のカケラも感じさせないキーボード周りの安っぽいツヤツヤ部分も紙ヤスリで撫でてつや消しにしてしまった。

Dm100kaizo_004blog
できる限りの改造と言いながら、この程度しか手を入れられなかったが、とりあえず使い勝手は向上したので良しとしたい。

(注)この改造は私が自己責任で行ったものなので、他の方におすすめするものではありません。もし、このブログを参考にして同じような改造を加え破損、故障等の事故が起こったとしても当方は一切の責任は負いません。

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2013年4月10日 (水)

街を歩けば看板に当たる

L16262blog 2004年、大阪東淀川の居酒屋さん。ホーロー看板の装飾が眼を惹いた。

街を撮り歩いていて面白い看板に出くわすとついカメラを向けてしまう。ホント看板は面白い。
街歩きというのは基本、街にあふれるあれやこれやをウォッチングし面白がることだと思っているので、看板だけに注目しているわけではないのだが、撮った写真を見てみると看板の撮影率はかなり高いのだ。
注目されたい、アピールしたい、伝えたいがあの手この手で表現されている看板は魅力的な街のアイテムだ。
丸一日うろつき回って、街にあふれる様々なものを撮るのが長年のスタイルになっている、鉄道会社が出している一日乗り放題チケットなどを活用して行ったことがない駅でふらりと降りて歩き回る。
その土地ならではの看板など面白いものが多い。北海道では落雪注意の看板をよく見かけたし、鹿児島では火山灰の捨て場所の看板をよく見かけた。神戸にいては見ることのない看板である。
意味不明のもの、受け取りようによってはかなりきわどいもの、自信に満ちふれたもの、芸術的なもの様々だ。

L22214blog 2009年、鹿児島市 これもレトロ系居酒屋さん。

レトロな看板をお店の装飾に使っている居酒屋もある、アンティックショップで看板そのものが売り物になっていたりするのも看板が魅力的な証拠だといえるだろう。
一日歩き回ってそろそろオシマイ、ビールでも一杯ひっかけて帰ろうかという時間、カメラを仕舞って街歩きはそこでカンバンだ。

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2013年4月 9日 (火)

RAWかJPGか

デジタルカメラで撮影するときは、必ずRAWで撮影している。
デジタル一眼レフを使い始めた頃は、メモリーカードもまだ高くて、枚数を撮るためにJPGで撮影していたこともあったが、すぐにRAWで撮るようになった。
カメラ付属のアプリケーションで現像処理をして仕上げるというのが面白かったのだ。それ以来ずっとRAWで撮影し、現像処理をするというのが流れになっている。
アドビからライトルームというアプリケーションが出たのも大きい。ベータ版の時にさわってみて良かったので、製品版が出たときすぐに購入し、ずっと使い続けている。
RAWデータは後で処理をするからフィルムでいうところのネガ、JPGは撮影時に完成するのでリバーサルだと以前デジタルカメラ系雑誌で読んだことがあるがなかなか上手い例えだと思った。
撮影時にきちんとした露出で撮ればJPGで十分だという意見もあるが、メーカーやカメラの機種によって内部での処理の仕方が統一されていないのなら、RAWで撮ってライトルームのようなアプリケーションで現像処理をする方がいいのではと思っている。
自宅の大きなモニター画面で確認しながら作業できるのも利点だ。
RAWからJPGに書き出せるが、その逆は出来ないのでね。

L09989blog
写真は2000年にとある市場で撮ったもの。金魚屋さんの隣が魚屋さん。RAWって生のままという意味なのでこの場合金魚、さばかれた魚は加工済みなのでJPG、金魚は加工しても食えないか。

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2013年4月 8日 (月)

柿の種とピーナッツの比率

Kakinotane_005blog

行きつけの酒場で、つまみに柿の種が出てくることがある。
柿の種単体でも十分旨いのだが、これにピーナツが加わるとさらに旨くなるので、皿に盛られた柿の種を見て、ピーナツがどれぐらい混じっているかが重要になるのだ。
基本的に柿の種の方が圧倒的に多いのは当然として、所々混じっているピーナツに対してどれぐらいのペース配分が適切か酔った頭で考えるわけだ。ホントつまらない話ですな。
ピーナツ一粒に対して、柿の種二粒か三粒が旨い、四粒になると柿の種の味の方が勝ってしまってピーナツの香りがしなくなってしまう気がする。
この件に関してはいろいろ異論もあるだろうが、私のベストは一対二。ネットで調べてみたところ、ちょうど亀田製菓が比率について国民投票なるものをやっていたのを見つけた、知りませんでしたな。
さらに柿の種専門店「かきたねキッチン」なるものまで出てきた。おじさんが酔っ払っている間に柿の種がスゴイことになってる。
よくコンビニなどで一粒のサイズが大きな柿の種が売られているが、あれは邪道、柿の種は小粒に限る。サイズが大きくなるとただのおかきと変わりが無くなってしまうのでね。
唐辛子の粉をまぶした激辛柿の種もあるが、そんなことはしてくれなくていい、辛いのが欲しければ別に「唐辛子の種」というものもある。しかし激辛は酒には合いませんな。
たかが柿の種、されど柿の種、これをピーナツと組み合わせることを思いついた人は天才ではないかと思うのである。
ホントどうでもいいハナシでした。

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2013年4月 7日 (日)

スプリングなマミヤ6でましかく写真

Mamiya6_005blog我が家のマミヤ6、一番奥がⅢ型戦後モデル、右がオートマットⅠ型、手前のレンズを出した状態なのが、当時ご家庭カメラとして売り出された廉価版のP型。1940年(昭和15年)のⅠ型から1958年(昭和33年)のオートマットⅡ型という最終型までバックフォーカシングや距離計連動など基本設計は変わらなかった。基本設計が優れていて丈夫な造りなので現存数も多い。

春(スプリング)なので、それにかけましてカメラネタ。
「フォールディングカメラ」というジャンルのカメラがある。前面のふたを開け、レンズの付いた蛇腹を引っ張り出すと撮影状態になるカメラである。使わないときは畳んでしまえるのでとてもコンパクトになる。
これをバネの力を利用してボタンを押せばフタが開き蛇腹が出てきて撮影状態になるようにしたものを「スプリングカメラ」と呼ぶ。
使用フィルムもフォーマットもたくさんの種類があるのだが、使って楽しむことを前提に選ぶと中判の120フィルムか35ミリフィルムを使える機種ということになる。
その中でましかく写真を楽しみたいということになると中判の6×6カメラが種類も多く手頃で楽しいのではないかと思っているのでそれを話題に。
この6×6判のスプリングカメラに一時ハマったことがある。
畳めばコンパクトそれでいながら中判の大きなフィルムが使える、写りはいいし中古価格も実にお手頃ということで、あれよあれよという間に十数台集まってしまった。いつもカバンにどれか一台放り込んでいたものである。
デジタル一眼レフを買うときに資金調達のため、涙をのんで下取りに出してしまったが、その後また欲しくなってなぜか増えている。
中でもおすすめはマミヤ6、質実剛健を絵に描いたようなカメラで14機種40万台も生産されたカメラなので中古カメラ屋さんでもたくさん見かける。
普通カメラはレンズのピントリングを回転させて焦点を合わせるが、マミヤ6はフィルム面を前後させるバックフォーカシングという方式でピント合わせをするカメラなので全機種距離計が連動しきちんとピント合わせが出来る。
バックフォーカシング方式のため、フィルム装填が他のスプリングカメラに比べ独特だが慣れてしまえばどうということはない。
6×6判のスプリングカメラとしては少し大柄だが、日本を代表する銘カメラなのでたくさんの種類の中から選ぶことが出来るし、値段も手頃。
マミヤ6購入時の注意点は、オリンパスのズイコーレンズが付いた機種でガラスの材質が悪く白く曇ってしまっているものがあるのでそれは避ける、さらにバックフォーカシング方式のためフィルム圧着板という押さえ用の板が付属しているのだがそれが欠損していないものを、無いとカメラが使えないので注意。
そのほかは通常の中古カメラ選びと同じ確認手順を踏めばいい。このカメラで中判のましかく写真入門も悪くないと思うのだがいかが。

Mamiya6_008blog背面に少し出っ張っているギアを親指の腹で回してピント合わせをする。使い勝手はとてもいい、おかげで他社のスプリングカメラが見劣りしてしまうのだ。もうスプリングカメラはマミヤ6さえあれば、そんなカメラである。

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2013年4月 6日 (土)

飾るカメラ

ある日、とある商店街を写真を撮りつつうろついていた時のこと、骨董品屋さんというより古道具屋さんといった趣の店先に古いカメラが何台か飾ってあった。
付いていた札には「インテリア用500円」の文字が。
確かに二眼レフカメラなどアンティークなカメラばかりで、しかもかなりボロボロ、修理すら出来ないような有様であったが「インテリア用」とはどういうことか。
飾るためのカメラなど存在しない、カメラは写真を撮ってナンボの機械である。それがインテリア用として売られているのになんだか違和感をおぼえてしまったのである。
写真も撮れなくなったカメラをいったい誰が買うのかと思っていたら、こういうものはしかるべき需要があるらしい。
なんとお店などのディスプレイ用なのだそうだ。そういえばお洒落な紳士服店で、ネクタイやハンカチの横に古い黒塗りのタイプライターが演出用に飾られていたのを見たことがある。
他に、ボンボン時計や蓄音機にラジオ、ランプや革のトランクなどなど、探してみるといろいろ出てきた。
ナルホドナルホド、動かなくなっても外側だけきれいにしてディスプレイに使うわけですな、でもこれってカメラのはく製では?
我が家の飾るカメラはミニチュアカメラ、これはタカラトミーアーツから1月に発売されていた日本立体カメラ名鑑Canon編というガチャポン(カプセルトイ)。よ~できてますわ。

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2013年4月 5日 (金)

リコーオートハーフ

Ricoh_auto_half_006blog

ハーフサイズカメラには実に個性的なカメラが多いのだが、このリコーオートハーフぐらい楽しいカメラは無いのではないか。フィルムの巻き上げがゼンマイ仕掛けのすごいヤツである。
すべてがカメラ任せ、なのに写りは抜群にいい。「シャッターだけは押してください」が発売当時のキャッチコピーだった。
同僚からもらったオートハーフSEが私のオートハーフデビューだったのであるが、まるで辻斬りのように街を撮り歩けるのが楽しくて、ゼンマイ巻き巻き、撮りまくった覚えがある。
36枚撮りのフィルムなら72枚撮れるので、まさに見るものすべてにシャッターを切るように撮った。
オートハーフは実にたくさんの機種が発売されていて、さらに輪をかけるように前面パネルのデザイン違いなどもあったのだが、私としては一番最初の機種がシンプルでインパクトもあり、一番かっこいいと思っている。
しかしどういうわけか巡り会わなかったのだ、なかなか程度と値段に納得できるものが見つからずに10年以上経ってしまったのである。
たくさん販売されたカメラである、お金に糸目をつけなければいくらでも見つかる。が、そういうカメラ道楽は邪道だと思っているので(というか、そんな経済力なんてハナからありませんしー。)いつか見つかるだろうぐらいの大らかな気持ちで出会いを待っていた。
今年の正月休みは長かったので、ずっと家に居るのもな~ということで出かけた先で中古カメラ屋さん巡りをしたとき見つけてしまった。
値段はチョット微妙だったので、どうしようかと迷いつつ見せてもらおうとしたのだが、店のおじさんが触りながら首をかしげている。どうやら動きがオカシイらしい。
オートハーフ使いなら皆知っていることだが、フィルムを入れないとシャッターが切れない仕組みになっている。そのため中古屋さんで見せてもらうときには、裏ぶたを開けてフィルムゲートのところにあるスプロケットギアを指で左に送ってやり、明るい方へカメラを向けてシャッターを切り調子を見るのだが、そのギアが動かない、普通は軽く動くのだが。
結局故障品ということで売り物にならないとショーウインドーに戻しかけたのを交渉し、ほとんどタダみたいな値段で売ってもらった。
中古で見かけても凹みやキズのあるものが多い機種だが、外観がとてもきれいだったのでそれだけでも値打ちかなと考えたのである。
で、家に戻って分解清掃してみるとアッサリ動いた。何が悪かったのかは不明、とにかくちゃんと動くのである。
テスト撮影したが写りも動作もモンダイ無し。「コイツは春から縁起がイイわい」な年明けでした。
ま、こんなラッキーもあるという事で。

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2013年4月 4日 (木)

老眼を笑うしかない

老眼鏡のねじがゆるんでしまってグラグラなので直そうと思いメガネを外すと何も見えない。
あわててメガネをかけてネジ回しを探し、やおらネジを締め直そうとメガネを外したら手元が見えないのでネジが締められない。
メガネをかけると見えるのだが、かけているのでネジを締められない。
外せば見えない、かければ作業が出来ないジレンマに、いったいどうすりゃいいんだと考えた結果、メガネをかけたまま、鏡を見ながらネジを締めるという苦肉の策に出たのだが、作業しながら自分で自分を笑ってしまった、ホント情けない。
この2年間で3回メガネを作り直しているが、今かけているメガネも実はそろそろアブナイのだ。元々目が良かったので、進み方も早いのかもしれない、老眼が始まりだしてからあっという間に悪くなった。
古い一眼レフを使うとピント外しまくりである。しかし今時のデジタル一眼は、ありがたいことにファミリー向けの機種でもファインダー横に視度補正ダイヤルが付いているものが多い。言ってみればファインダーの中にメガネが入っているようなもので、おかげで裸眼で使える、メガネをかけたままファインダーを覗くのはやりにくくて仕方ないので本当に助かっている。
ただ、メニュー表示は文字が小さくて見えないのでメガネはやっぱり必需品なのだが。

L16468blog

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2013年4月 3日 (水)

ましかく写真を楽しむ(中判編)

35ミリフィルムを使う小型カメラに対して、中判カメラは6センチ幅のロールフィルムを使う。
ブローニーと呼ばれていて120フィルムとその倍撮れる220フィルムの2種類ある。
120フィルムはすべての中判カメラで使用できるが、220フィルムは対応しているカメラで無いと使えない。古いカメラの場合たいてい対応していないので120フィルムを使うことになる。
中判にはさまざまなフォーマットがあって、6×4.5センチ(ロクヨンゴ、セミ判とも言う)、6×6センチ(ロクロク)、6×7センチ(ロクナナ)、6×8センチ(ロクハチ)、6×9センチ(ロクキュウ)、6×12センチ(ロクイチニ)、6×17センチ(ロクイチナナ)などある。
中でも6×6はタテヨコ比1対1、タテもヨコも無い唯一の真四角フォーマットである。
仕上がったフィルムをライトテーブルに広げる瞬間が楽しい。35ミリよりはるかにデカイので迫力がある。写真は上がハーフサイズ、下右が35ミリフルサイズ、下左が6×6の中判で撮ったもの。
120フィルムで12コマ、一回の撮影にちょうどいい枚数なのも気に入っている。
ましかく写真の撮れる中判カメラの現行機種はローライ、ハッセル、フジフィルムなどあるがいずれもお高い。ところが中古カメラに眼を向けると、一気に選択肢が広がる。
35ミリカメラが主流になる前は、中判が主流だったのとスプリングカメラや二眼レフカメラがブームになった時代などもあって、その頃のカメラがたくさん残っている。
お値段もお手頃、一万円前後からいろいろ揃っているので入門にはもってこいだ。

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2013年4月 2日 (火)

露出計を使おう。

「写真、上手くなりたかったら露出計持った方がええで。」
若い頃入りびたっていた写真屋さんの店長のアドバイスだった。安月給だったし、買ったものの使いこなせるかどうかも分からなかったので、セコニックの一番安い小さな入射光式露出計を買った。
結局その露出計は25年もの間私の良き相棒として働いてくれたのである。カメラはいろいろ変わったり増えたりしたが、露出計は変わらず、写真を撮るときにはいつもポケットに入っていた。何度も落っことしたり、ぶつけたりして割れてしまったボディーはテープで補修し、まさに満身創痍であったが働き続けてくれたのである。
前から予兆はあったのだが昨年暮れとうとう天国へ行ってしまった。分解して直そうとしたのだが開けてみてもうダメなのが分かった。当時の保証書の日付を見て25年も使っていたのかと改めて驚いてしまったのである。
露出計がないと困るので、同じものをネットや中古で探したが、程度の良いものが見つからず、結局現行機種でそれに近いものを探したところ、セコニックフラッシュメイト L-308Sという機種が期間限定でほぼ半額で出ているのを見つけたので迷わず購入。
使い勝手は以前のものの方が良かったのだが、これは慣れてしまうしか仕方がない。
で、当時露出計を使うようになって写真が上手くなったかと問われれば、答えはイエスである、露出の勘は養われたように思う。だいたいこのくらいの明るさなら露出はこれくらいというのが分かる様になったのである。
カメラの内蔵露出計がいかにいい加減かもよく分かった。
たとえば、同じ日差しの下で黒い服の人と白い服の人を撮る場合、カメラの反射光式露出計は違う値を示す、同じ日差しの下なのにである。
露出計はその場の光をはかるので黒い服も白い服も撮るものの色など関係なく一定の値を示す。カメラにマニュアルでシャッター速度と絞り値を設定すれば、その日差しの下なら露出を気にせずどんどん撮れるのだ。
クラシックカメラを使う場合にも露出計は必需品になっている。何しろカメラ自体に内蔵露出計など付いていないような時代のカメラや付いていても故障しているようなのが多いので、露出計を使ってマニュアルで撮影が基本。
逆に行えば、露出計が壊れていて格安になっている中古カメラも露出計を持っていれば楽しむことが出来るということだ。
多機能で大きなものなどいらない、シンプルな露出計一台で写真はグンと楽しくなる。

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2013年4月 1日 (月)

酒場の粕汁

チョット季節はずれっぽい話題になるが、粕汁が大好物である、特に酒場の粕汁は旨い。
行きつけの立ち飲み屋では、冬場になるとお品書きに粕汁が登場する。
小ぶりの丼鉢で出てくるお母さん手作りの具がたっぷりの粕汁250円也。
大きな鍋に一杯しか作らないので、早いもの勝ちのアテである。常連客はこれ目当てで店に来るのだが、少し遅れると売り切れてしまう人気メニューなのである。
しかし今年は粕汁が無かった。
高齢ということもあってメニュー縮小傾向になってしまっていて、手間のかかる粕汁はこの冬登場しなかったのである。
幻のメニューになってしまった。もう一度食いたい。
常連客一同で嘆願書でも書こうかと思うぐらい旨い粕汁だったのに。値段が倍になってもかまわないと思っているのは私だけではあるまい。
酒場の粕汁は何であんなに旨いのか。
一杯の粕汁が抜群の酒のアテになる。冬場だとおでんも定番のアテとして王座に君臨しているが、おでんが毎日だと飽きてしまうが、粕汁だと毎日でも飽きることがない(私の場合)。
粕汁というのは使う粕汁の銘柄でずいぶん味が変わりますな。それプラス中に入れる具の種類でまた味が変わる。お店によって同じ粕汁でもずいぶんちがうのが楽しい。
冬場、メニューにあれば必ず注文する、どんな店でもほぼ間違いなく旨いのがありがたいハズレなしのアテなのである。

L19634blog

酒粕がらみの写真は無いかと探していたら、菊正宗資料館の写真が出てきた。新酒が出れば当然新しい搾りたての酒粕も出るわけで、家で作る粕汁用にいろいろな銘柄を買い求めている。

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