2018年6月24日 (日)

今回はペンFの20ミリをX-T20で。

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X-T20にマウントアダプターでオールドレンズ遊びにはまっているオジサン。ROBOT STAR1のレンズは一通り納得するまで撮ってみたので、今度は広角レンズがイイかなとチョイスしたのはペンFの交換レンズG.Zuiko Auto-W 20mm F3.5。
ハーフサイズとフォーマットの大きさが近いAPS-CのX-T20に付けるとほぼそのままの焦点距離で使えます。35ミリ換算だと28ミリ相当になるので、まじめに広角を楽しめるかと。ペンFの交換レンズの中ではこれが一番広角だったというのが時代を感じさせますけどね。
ペンFを使い出した頃、揃えていったレンズなのですけど、このレンズと38ミリ標準レンズが一番出番が多いですな、ペンFシリーズをお使いの方には絶対オススメ、持っていて損はないレンズだと言い切りましょうか。(笑)

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一番の特徴は最短撮影距離が20cmなところ。広角なのにがっつり寄れます、街を撮り歩く場面でそんなに寄る事は余り無いのですけど、もう一歩近づきたいときに踏み込めるのは安心感がありますな。とっても面白いレンズなのですけどね、残念な事にペンFTに付けるとファインダーが暗いわ、広角だわでピントのヤマが掴みにくくて、絞り込んで被写界深度内に収まるようにして撮る事が多かったのですな。
ところがX-T20に付けると明るいファインダーでしっかり隅々まで見て撮れます、こういうときEVFって結構便利だなと思いましたな。ワンテンポ遅れるのは仕方ないですけど。
ペンFTと2台持ちで撮り歩いていて、X-T20の後にペンFTのファインダーを覗くとまさしく絶望。ホント真っ暗、明るい日中だとまだ何とかなりますけど、夕方になるともう何も見えませんな。

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思えば昔の一眼レフってこんな暗いファインダーのカメラが多かったように思います。ファインダースクリーンの交換できるカメラに、アメリカ製の超お高いインテンスクリーン入れて少しでも明るくするなんてのもありましたな、懐かしい。若いときは暗くてもピント合わせに問題無しだったのですけどね、今は目の前の景色すら見えません、明日も見えないオジサンですからね。(笑)
ところがどっこいX-T20のEVFは自動的に明るく表示してくれるのですな、さらにマニュアルフォーカスアシストでピント合わせも楽々。電動アシスト付き自転車で坂道上るような感じでしょうかね。
このレンズでまだそんなに沢山撮り歩けて無いのですけど、一番出番が多くなる予感がしています。純正ズームレンズXF18-55mm F2.8-4 R LM OISよりも稼働率高くなるかも。夜景撮影も試してみようかなと思っておりますよ。

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2018年6月23日 (土)

Velviaをフィルムとフィルムシミュレーションで。

富士フイルムさんのデジタルカメラに搭載されているフィルムシミュレーション、よく使っているリバーサルフィルムのVelviaが選べるようになってます。実際どうなのよって事でキヤノンEOSと撮り比べた記事を以前書きましたけど、きわめてフィルム寄りな色合いという印象を持ちました。ならばフィルムのVelviaとフィルムシミュレーションのVelviaを比べてみたらどうなのよって思ったわけで。で、早速やってみました。
フィルムカメラはCanon NewF-1、デジタルカメラはX-T20+マウントアダプター。レンズを同じにしなくては正しく評価できないので使い慣れたキヤノンNewFD24mmF2.8をチョイス。面倒くさいですけどレンズを付け替えながら撮りました。
X-T20の設定は色空間をAdobe RGB、フィルムシミュレーションをVelviaにして、ホワイトバランスはお日様アイコンの晴天の屋外用に、実際晴天でしたのでね。露出は露出計で測った値をマニュアルでセット、どちらのカメラも全く同じ値で撮りました。
で、ちょっとややこしい話。現像上がりのフィルムをデジタル化するのにEOSにEF100mmF2.8マクロで複写するわけですけど、せっかく条件を同じにして撮ったのに、複写に使ったカメラとレンズの色合いが反映されてしまっては元も子もないわけですな。
なのでフィルムの1コマ目に、その日の日差しの下でカラーチェッカーを写し込んでおいて、複写の際の色の偏りが無くなるようにそのコマを補正、そのパラメーターを複写した全てのコマに反映させれば、複写機材による色の偏りは無くせるわけで。
カラーチェッカーとはなんぞやという方のために少し説明。オジサンがお仕事で使っているものなのですけどね、グレースケール、RGB、CMY、肌色とその陰の色、自然界に存在する基本色が1枚のカードに並んでいるもの。カメラマンに撮影依頼をするときに、これを写し込んでもらっておけば、後で正確な色合わせが出来るのですな。

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グレタグマクベス社(今はエックスライト社に経営統合)のカラーチェッカーといえば業界の人は一発で分かるはず。お高いので個人では買えません、完全業務用。(笑)それを借りてきたわけで、なのでかなり正確に色の偏りは無くせたのではないかと思っておりますよ。
そんなこんなでややこしい手順を踏みつつ、撮ったものを比べてみたのが以下の写真です。35ミリフルサイズとAPS-Cなので同じレンズを使うと画角が変わります。同じぐらいの範囲になるように撮るときに前後したり、後でトリミングして両方の見た目を近づけています。

Film_vs_digi_029_blog フィルムの空の色ってやっぱりきれいですな、濁りが全然無い。これはデジタルでは無理なのでしょうかね。ま、このように横並びにしてしまうと差が歴然と分かってしまいますけど、単独で見ていたら多分わからないと思います。かなりいい線いっているのではないでしょうか。

Film_vs_digi_057_blogこの写真を見ていて思ったのですけどね、赤から褐色、茶色にかけての発色がかなり違うように感じましたな。ただ、被写体の材質にも影響受けるようで、ドアの色はフィルムのほうが鮮やかなのに、手前の看板の赤色はデジタルの方がハデハデなのですな。

Film_vs_digi_031_blog この写真だとドアの赤色はどちらも同じ感じに写っているのですけど、上のひさしや道路の舗装の色がかなり違います。日が傾いてきた時間帯だったのでその影響もあるかも。

Film_vs_digi_017_blog 撮った中で一番差があったのがこの写真です。白い壁の色に差が出ていますな。シャンデリアそのものの色や、その上の天井の色の影響をフィルムのほうが受けやすいのかなと思いました。

結論から言いますと、フィルムをがっつりシミュレーションしているかというと、そこまでは行かないけど、じゃあデジカメ画像なのかって言われると、フィルム寄りというか、撮るものによってはほぼフィルムなテイストを再現していると思いました。
人によっては「どこがフィルムどいや、全然違うやんけ」な意見もあるかと思いますけどね、フィルムと全く同じになるなんて最初から思ってませんし、ケミカルなフィルムと電気仕掛けの画像ですから、同じ風景画を油絵の具と色鉛筆で描くぐらい違ってて当然かと。
特定の色の発色傾向が違うところは当然ありますし、重箱の隅をつつき出すとキリがないのですけど、オジサンとしては逆にフィルムのVelviaってこんなに濃厚な発色のフィルムだったのだなと、改めて感じた次第。同じ露出で撮ってもややアンダーに感じる色乗りといいましょうか。
富士フイルムさんのフィルムシミュレーションは全体の傾向としてかなりイイ線行っていると思いましたし、カラー濃度やシャドウトーン、ハイライトトーンの設定をいじればまだまだフィルムテイストに近づけられるなと思いました。
富士フイルムさんからすれば、「オッサン、いらん事してくれるなよ」なガチ対決。(笑)いかがでしたでしょうか。

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2018年6月21日 (木)

プロらしくないプロと、プロにしか見えないアマチュア

オジサンと同じぐらいの世代の方にしか通じないとは思いますけどね、「丘サーファー」って言葉がありましたな、とうに死語ですけど。
サーフィンはしないし、海にも行かないけど格好だけサーファー。(笑)サーファーカットの髪をなびかせて、ライトニングボルトのパーカーなんか着て、街中で女の子をナンパしていたという、見てくれだけサーファーが一時流行りました。(笑)物事は本質より形から入るのは、ある意味基本ですからね。
レイバンのサングラスに、銀色の星形の鋲をちりばめた革ジャンやジージャンを着てチョッパータイプのハーレーダビットソンで走っている人を見かけますけど、古き良きアメリカへの憧れがそういうライフスタイルになっているのでしょうね、多分。
そういう部分ってカメラマンも同じだなぁと思ってしまったわけで。不思議なものでプロカメラマンほど、仕事のためのアレコレが優先するので本質重視、なので見てくれがプロっぽくなかったりします。お仕事を頼んでいたカメラマンはそんな人が多かったですな。
カメラバッグもドンケやテンバやf64なんかじゃなくて、ライトセットに付いてたのや、メーカーのキャンペーンでもらったのを平気で使ってましたし、カメラストラップも裏の滑り止めがボロボロでも無頓着、ファッションもカメラマンベストなんて絶対着てない、どこかの市場か商店街のオッサンのような出で立ち、カメラ持ってなかったら、絶対分からない、ゆる~い格好でしたな。だけどお仕事になると別人出現、そのギャップが何だか格好良かった印象があります。(笑)
反対にアマチュアカメラマンで、入れ込んじゃってる人って、プロでも持ってないようなカメラやレンズを持ってたり、出で立ちもカメラマンベストを着ちゃったりして、いかにも写真撮りまっせな、ちょいとばかり痛い感じの方いますね。駅のホームの隅っこで、電車に向かって白レンズ構えてたりします。(笑)
山登りが趣味の友人、ニコンのフラッグシップ機にお高いレンズという装備なので、山で撮っているとよく声を掛けられるそう。リュックも服装もプロ御用達のアウトドアブランドものでバチバチに決めているし、体格もいいのでカメラを構えていると、実に様になるのですな、なのでプロのネイチャーカメラマンと間違われるそうなのですけど、写真はプログラムモードでしか撮ったことがないという、実はヘタレな形だけの人。(笑)
「こんな場面は、どう撮ればいいんですかとか、聞かれてメッチャ焦ったわ、俺に聞くなよな。」って、あんたコンパクトデジカメで十分でしょうが、何で身の丈に合ってないカメラを持ち歩くのよ。
「プロが使うような、ええカメラ持ったら、ええ写真撮れそうな気がするやん。」オイオイ、すでにカメラを持つ以前の心構えの問題ですが。(笑)
プロほどそうは見えない、入れ込んだアマチュアほどプロっぽい見てくれなのがカメラマンの世界かもしれません。ま、どんなに形から入っても、写真を撮ってる姿を見たら、一発でどっち側の人か分かっちゃいますけどね。(笑)

_mg_9166_blog プロ用ストラップがアマチュア憧れのカメラアイテムだった時代が有りましたな。プロカメラマンがサービスセンターに修理やオーバーホールでカメラを出した時に、古くなったのと付け替えてくれるものだったので、市販されてなかったのですな。なのにナゼか中古カメラ屋さんで高値で売られてたり、カメラ雑誌の「売ります、買います」コーナーで取引されてました。たしかにお金掛かってる感はしますね、金色の文字も印刷じゃなくて刺繍ですからね。で、何でオジサン持ってるのって、知り合いのカメラマンにチョーダイって言ったらくれました。NewF-1に見栄で付けてます。(笑)

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2018年6月19日 (火)

食品サンプルを愛でる。

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外国にはこういうものは無いそうですな、メニューに料理の写真が載っていたりはするのでしょうけど、具体的な造形物の食品サンプルをお店の前に飾って、ウチではこんな料理が出来まっせてのはどうやら無いみたい。食品サンプルって実にリアルな原寸大模型、見てると欲しくなります。
大阪ミナミ、吉本のなんばグランド花月すぐ下に道具屋筋という、食器や厨房機器や提灯など、飲食店に必要なありとあらゆるものを扱う商店街があります。専門店ですけど一般のお客さんももちろんOKなので、料理を作るのが好きな人には、たまらん聖地。(笑)
この中に食品サンプルの専門店があるのですけど、ここが実に面白いのですな。実際にお店で使うものだけでなく、ミニチュアもあって、たこ焼きやにぎり寿司のキーホルダーとか、小さなビアジョッキだとか、手頃な値段で買えるので観光客がお土産で買って行くみたい。よく日本橋の電気街に出掛けていた頃、帰りにここで寄り道してました。
何度か外国人観光客のグループがリアルな食品サンプルに歓声を上げているのを見たことがあります。スパゲッティナポリタンをフォークで持ち上げているのや、ピザのチーズが延びた一切れが宙に浮いているサンプルなんて、一体何に使うのか分からなかったのかもしれませんな、「オー、クレイジー!」って言ってましたから。(笑)
実物と見紛うぐらいの出来のいい食品サンプルって結構いい値段しますけど、見てると欲しくなります。カレーライスとか串カツ盛り合わせとか、机の上にカメラと一緒に飾っておいて眺めていたいですな。(笑)
で、いつも同じように見える食品サンプルのお店なのですけどね、季節によって結構品ぞろえが変わるのですな。これからの季節はビアジョッキやかき氷、ざるそばや冷やし中華が並んでいます。12月ぐらいに行ったとき、おせちの中に入れるもののサンプルがばら売りされていました。松竹梅の絵柄の蒲鉾や出汁巻きなんか、お雑煮もありましたな。
街を撮り歩いていて、食堂やレストランのショーウインドーに並んだ食品サンプルを見ると、ついついカメラを向けてしまいます。南京町のレストランなんてこれでもかってぐらいずらりと並べて、お客さんの呼び込みをしてますからね、面白がって撮りながら歩いたら、カメラの中は中華料理でいっぱい、後で見てるとお腹いっぱいになりますよ。(笑)今回はそんなこんなで撮ってしまった写真から掲載、食品サンプルでお腹いっぱいになってくださいまし。

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2018年6月17日 (日)

ペンFTのレンズはX-T20にベストマッチな件。

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センサーサイズがAPS-Cのデジカメに35ミリフルサイズ用レンズを付けると焦点距離が約1.5倍(キヤノンは1.6倍)になってしまいます。しかもレンズの中心部分の一番画質のイイところを使う事になります。レンズのカタログを見ていると焦点距離の表示に35ミリフルサイズ換算の焦点距離を明記してあったりしますな。
各社出しているAPS-C用の一番使いやすい標準ズームレンズは大抵18~55ミリ、数字の表記だけ見ると広角から標準のズームのように思いますけど35ミリ換算にすると27~80ミリぐらいになるので広角から中望遠までをカバーするレンズということになります。撮ることを楽しむのに、ほぼオールラウンドで活躍してくれる便利なレンズなわけで。
マウントアダプターを使ってセンサーサイズがAPS-CのX-T20に35ミリ一眼レフのレンズを付けるときも同じ、1.5倍になるので50ミリ標準レンズも75ミリの中望遠相当になってしまいます。オジサンが持ってるトプコンの20ミリレンズは30ミリになってしまうので、中途半端な広角。(笑)しかも上記の通り、レンズ中心部分を使う事になるので、周辺部分の癖のあるところをあまり楽しめなくて、思った以上にイイ写りになってしまうという。(笑)
ところがどっこいオリンパスペンF用交換レンズを付けると事情が変わるのですな。ハーフサイズの一眼レフなのでね、36ミリ×24ミリの35ミリフルサイズの半分のフォーマットなので24ミリ×約17ミリ(コマ間隔の分短辺がやや小さい)。X-T20のセンサーサイズは23.5ミリ×15.6ミリ、ほぼレンズの焦点距離そのまんまで使えるという事実。(笑)ハーフサイズとAPS-Cってフォーマットの大きさがすごく近いって事なのですな。
おかげでペンFシリーズ用交換レンズの稼働率が急激にアップしておりますよ、当時のレンズのダメダメなところも味わえますからね。X-T20に付けると見た目もかっこいいですし。
で、ペンFTとX-T20の2台持ち、レンズはペンFTに38ミリ標準レンズを、X-T20にはマウントアダプターでペンFTの20ミリ広角を、フジの純正ズームレンズはお家でお留守番という、ボディーがフィルムかデジタルかの違いだけの装備でお出かけしてみました、これがスゴク楽しい。ペンFTを2台持って撮り歩いている気分でしたな。
ペンFTはいつも通りVelviaを詰めて、X-T20はフィルムシミュレーションでVelviaを選んでどちらも露出はマニュアル、撮影後の画像確認はOFF、ファインダーも極力余計な物は表示しない設定にしてしまうと、もうどっちを使ってるか分かりませんな。ペンFTはフィルム巻き上げしないといけませんけどね。(笑)
これは今時のカメラならではって思ったのがシャッタースピード。ペンFTは1/500秒までしかないので絞りを開けたくても、絞らざるを得ない場面があるのですけど、X-T20は電子シャッター併用だと1/32000秒まで使えるという、いつでも絞り開放OKなのがレンズを楽しむのにイイところ。
そうなるとペンF用レンズ探しという物欲が沸々と、イケマセンな。一応今持ってるレンズで不足はないのですけどね、明るいレンズだとかマクロレンズだとか、気が付いたらネットで探しているオジサンがいます。X-T20ってホント、イケナイおもちゃですなぁ。(笑)

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